11月のトピック ◆
睡眠障害と不眠症


睡眠薬は安全?依存性の心配は?
医師が処方する睡眠薬は、指示に従って正しく使用すれば、概して副作用のない安全な薬です。症状が慢性化したがために、何年も安全に飲み続けている人もいます。
ほとんどの睡眠薬は、依存性はありません。ただ、薬を止めた後に、再び不眠症になる人がいます。いわゆる「リバウンド不眠」とは違い、時間経過とともに症状を再発し、薬が必要になる人たちです。
リバウンド不眠とは、薬を数日以上服用して中断した後に、治療開始前よりも悪い症状が、1、2日続く状態です。そうならないように、薬の服用を一気に止めないで、用量を少しずつ減らします。
稀なケースですが、睡眠薬に耐性を生じ、薬の量を増やさないと効かなくなる人もいます。その場合は、むやみに量を増やさず、薬を変えて様子をみます。服用を中断したり、用量を変えたい場合は、医師に相談して下さい。
どのような薬がありますか?
処方薬は、薬効時間や成分、作用機序によって、様々な種類があります。その中から医師は、患者の年齢や、他に病気がないかなどの健康状態、服用中の他の薬などを考慮して、患者に適したものを選びます。
睡眠障害の原因がうつ症状であれば、抗うつ剤が有効な場合もあります。不安傾向があれば、抗不安剤を処方します。逆に、抗うつ剤が不眠の原因になっていることもあります。
医師の処方なしで買える薬の効果は?
タイレノールPMなどの鎮痛薬や、ベネドラルなどの抗アレルギー薬(抗ヒスタミン剤)は、眠りを誘発する効果があります。ただ、それらは本来、睡眠薬として承認された薬ではなく、眠くなるのは副作用です。短期や断続的な使用は問題ないと思われますが、安全面の懸念から、慢性的な症状のために長期間使用されるべきではありません。
アルコールで不眠は改善しますか?
お酒を飲むと眠くなるので、なかなか寝付けない、という人にはいいかもしれません。でも、睡眠中に目が覚めて再び眠れないなどの症状には、根本的な解決にはなりません。むしろ、睡眠薬を服用中は、眠気を引き起こす薬とアルコールの効果が重複し、注意力低下などの危険が増大するため、アルコール摂取は避けましょう。
不眠症改善のためのアドバイスを。
なるべくリラックスして、ストレスを減らすことを心がけて下さい。毎日、同じ時間に起床・就寝する習慣をつけることも大切です。不眠が健康や昼間の活動に影響していると感じる場合や、症状が3週間以上続く場合は、専門家に相談して下さい。
※12月は、41丁目メディカルの内科医、カマール・ラマニ先生に、インフルエンザについてお話を伺います。
