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7月のトピック ◆
大人のニキビ対策

ニキビは早目の対策を
心と体のメンテナンス
ジョディ・ラジョーホさん

ジョディ・ラジョーホさん

皮膚科ファミリー・ナース・プラクティショナー(医師と同様に診察、薬剤処方、治療をする資格を持つ看護職)。モロイ大学大学院卒業。オレントライク・メディカルグループに所属し、日本人患者の診察に数多く携わる。皮膚に関する相談を電話で受け付ける、ラジオ番組にも出演中。

ホルモン療法とはどういうものですか。

大人のニキビの原因につながる、ホルモンバランスの崩れを改善する療法です。男性ホルモンであるアンドロゲンは、分泌量が増えると脂腺を刺激し、皮脂の分泌を増やします。女性も、卵巣や副腎から少量の男性ホルモンを分泌しています。そこで、女性ホルモンのエストロゲン成分の経口避妊薬(ピル)を投与し、男性ホルモンの影響を抑えてやるのです。
 
ホルモン療法は、顔の下半分や首にできた、根が深くて、しつこいニキビに特に効果があります。症状は普通、3〜6カ月をかけてゆっくり改善します。
 
最近では、アンドロゲンの分泌を抑え、ニキビ治療効果を謳ったピルも販売されています。

他にどのような治療法がありますか?

炎症がひどく、膿の溜まったような大きなニキビは、抗炎症剤を患部に直接注射投与するか、ループ状の器具を使い、芯や膿を押し出すことがあります。自分でニキビをつぶして、膿などの内容物を取り出す人がいますが、症状を悪化させるだけでなく、ニキビ跡を残す原因になります。ニキビは、自分では触らないのが鉄則です。

治療開始後、どれくらいで治りますか?

個人差があります。数日で治ることもあれば、数カ月かかることもあります。症状が改善しない場合は、複数の薬剤が相互作用して効果を相殺しているか、体質的に抗生物質が効かない、皮膚の症状以前に体に問題がある、といった様々な原因が考えられます。
 
しかし、治らない原因の第一位は、治療方法が正しく守られていないこと。治療効果を上げるには、患者がニキビの原因を理解し、医師の指示する薬剤の服用方法、服用期間に従うことが大切です。治療開始後、いつ、どのような改善が期待できるかについても、医師に忘れずに確認しましょう。
 
すぐに効果がないからといって、治療を止めたり、薬剤を指示された以上に使ったりしては、症状が改善されないばかりか、悪化や副作用の原因になります。

日頃できるニキビの予防法とは?

残念なことに、ニキビを完全に予防することはできません。でも、症状の悪化を防ぐことは可能です。
 
まず、肌をよく洗うこと。研磨剤入りの洗顔剤などでごしごし擦ったりせず、肌を刺激しないように、優しく洗うのがコツです。ニキビは触ってもいけません。化粧品は、できるだけ使用を避けます。それでも必要な時は、刺激が少なく、油分の少ない製品を使います。日焼け対策も習慣化して下さい。症状が改善しない場合は、一人で悩まず、早めに専門家の診察を受けられることをおすすめします。
 

※来月は、内科・老年病科の木村啓子先生に、アルツハイマー病についてお話を伺います。

Jodi LoGerfo
(Family Nurse Practitioner)
Orentreich Medical Group
909 5th Ave.
(at 72nd St)
TEL: 212-606-0866(日本語) 212-794-0800(英語)
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