7月のトピック ◆
大人のニキビ対策


市販薬の種類と使用上の注意は?
最も一般的な治療成分は、抗菌作用のある過酸化ベンゾイルとサリチル酸です。主な副作用は、肌の乾燥と炎症です。肌の乾燥は薬効の表れでもありますが、症状がひどければ、薬の使用を数日ほど休みます。乾いた肌は皮脂を活発に分泌するため、治療に逆効果になることがあるからです。
保湿剤は乾燥肌に有効ですが、使い過ぎは治療効果の低下につながります。
専門医はどのように治療しますか?
ニキビの重症度に応じて、抗菌薬、毛穴の詰まりを取る薬、抗生物質などを処方し、外科的処理を行うこともあります。
軽症のニキビには通常、塗り薬を処方します。最もよく使われるのは、抗菌作用のあるクリンダマイシンやエリストマイシンと、毛穴を塞ぐ角栓を取り除き、抗炎症作用もあるレチノイドです。治療成分の濃度や、ローション、ジェル、クリームなどの違いによって、様々な種類があります。主な副作用は、皮膚の乾燥や炎症です。薬によって使用方法は異なり、併用すると薬効がなくなることもあり、妊婦は服用できない種類もあります。
重症のニキビはどうしますか?
塗り薬が効かない中度から重症のニキビや、ニキビ跡が残りやすく、早めの処理が必要な人には、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、ミノサイクリンといった抗生物質の飲み薬を処方することがあります。
最初は高用量を使用しますが、症状がいったん落ち着いたら、ニキビが再発しないように注意しながら、量を徐々に減らします。治療期間は通常3〜6カ月で、この間は定期的に医師の診察を受けます。
薬によっては、皮膚を日光に対し敏感にするものがあるので、服用中は特に日焼け止めを徹底します。抗生物質に限ったことではありませんが、薬は使用方法を誤ると、症状を悪化させ、重大な副作用を引き起こす危険があります。治療効果を高めるためにも、薬は医師の指示を守り、正しく使用することが大切です。
アキュテインについて教えて下さい。
イソトレチノイン成分の飲み薬で、抗生物質の効かない重症のニキビにも、非常に高い効果があります。ニキビの再発予防効果に優れているのも特徴で、ある調査によると、患者の約40%が、一度の治療サイクル後に、ニキビのない状態が維持できていると報告しています。
しかし、妊婦が使用すると、非常に高い確率で早産や流産、出生異常の原因になり、気分にムラやうつ症状が出るといった深刻な副作用があります。そのため、アキュテインの処方と服用は、製薬会社、医師、薬剤師によって、厳しい制限と管理が行われています。
※次回は、引き続き治療法と予防法についてお聞きします。
