6月のトピック ◆
ドメスティック・バイオレンス


被害を受けたらどう行動すべき?
まず911に電話します。けががなくても、自宅が危険な場合は、病院の緊急治療室(ER)へ行ってください。市立病院のERには、DV専門のスタッフが待機しています。友人宅は、加害者に追跡される可能性があるので避けましょう。
地元の警察へも必ず虐待の報告をしましょう。裁判所が危険と認めた場合は、加害者が被害者に近づけないようにする「オーダー・オブ・プロテクション(OP)」が発行されます。OPの申請には、ポリスリポート(警察への被害届け)、けがやあざの写真、壊された物の写真など、DVの証拠書類が必要です。
DVで生じた医療費や救急料金などは、ニューヨーク州犯罪被害者委員会(CVB)に申請すると、補償が受けられます。病院側が手続きを手伝うこともありますが、事後申請も可能なので、病院の領収書や診断書、ポリスリポートを必ず保管しておきましょう。CVBでは医療費のほか、損害物の補償、レイプ被害後のHIV検査費など、犯罪による被害補償を全般的に行っています。
家を出る時に気をつけることは?
加害者は被害者の家出に敏感なので、悟られないよう細心の注意を払い、夫の不在時など安全に出られる時を選んでください。
常にかばんの中に、現金、自宅と車の鍵、パスポート、グリーンカード、ソーシャルセキュリティーカード、運転免許証、銀行書類、オーダー・オブ・プロテクション、出生証明書、婚姻届、子供の予防接種の記録、親権証明書、暴行の証拠記録(医師の診断書、けがの写真)などの重要書類を入れておき、夫に見つからない場所に隠しておきます。
地元警察署の電話番号と住所もメモしておきましょう。子供が一緒の場合は、おむつやミルク、おもちゃを携帯しましょう。
最後に、DV被害者へのアドバイスを。
何かがおかしい」と感じたら、当センターのホットラインに相談してください。身の危険を感じたら、移民ステータスや医療費の心配をせずに、とにかく安全な場所に避難しましょう。たとえ、夫から永住権のサポートを拒否すると脅かされても大丈夫です。「バイオレンス・アゲンスト・ウーマン法」(VAWA)により、DV被害者である外国人配偶者は、米国市民の協力を得ずに永住権を申請することができます。
日本人の場合、シングルマザーになるのは恥ずかしいとか、結婚に忍耐はつきものと思い込み、誰にも相談できずに孤立することがよくあります。もし、友人に潜在的被害者がいるようなら、話を聞いて、助ける準備があることを伝えてください。
※7月は、皮膚科のジョディー・ラジョーホさんに、大人のニキビについてお話を伺います。
