NYママの会
子育てしながら自分育て 情報も悩みも分かち合い
クリスマスを控えた12月14日、イーストビレッジのセント・マークス教会に、「NYママの会」に参加する親子が集まった。
同会は、日本人の親子が参加できる催しを開いたり、子育て関連の情報を交換し、悩みや問題を解決することなどを目的に、2006年に発足。現在は、白石真理子さんと牧野佐絵さんが代表を務め、月に1回、2カ国語教育やしつけの方法など、子育てに関するテーマで講演会や勉強会を開いている。「講師の方の、子育てや日常生活に関する専門的なお話がとても役に立ち、刺激になります」という大塚江美子さんなど、ママたちにとって貴重な場だ。「会員制ではなく、参加したい人は誰でも自由に参加できます」と話す白石さんの人脈で、講師陣はほとんどボランティアで引き受けているという。
この日行われたのは、元タカラジェンヌの佐分利美佳さんによる、「クリスマス・プチ親子ミュージカル」。夫の経営するレストランでパーティーを開き、舞台にも立つ佐分利さんにとって、人を引きつけ、楽しませるのはお手のものだ。クリスマスソングを歌い、軽快に踊る佐分利さんを見て、子どもたちも思わず鈴やタンバリンを鳴らしながら踊り出す。同会に参加して2年になる神内深雪さんは、「普段、おとなしくて引っ込みがちな4歳の息子が、今日はカスタネットとマラカスを鳴らして、盛り上がっていました」とうれしそう。来米して1年の青山愛さんは、「日本語や、日本の環境に触れるために参加しています」。同様に考える母親も多く、「子どもたちに日本の童謡や歌曲を伝えていきたい」という佐分利さんのミュージカルを、母子で楽しんでいた。
また、同会で10月に講師として、絵本の読み聞かせについて話した武田奈央さんは、この日も絵本を読んで子どもたちを夢中にさせた。「子どもたちが楽しんでいる姿を見て、私もとても楽しかったです」と武田さん。初参加の寺瀬静香さんは、「2歳半の息子と同年代の子もたくさんいて、うちの子も楽しそうでした。引っ越してきたばかりで不安でしたが、ここでいろいろ教えてもらえるママ友作りをしたいです」と、ほっとした様子。
「子育ては自分育てでもあります。子育てを通じて、親としての自分も成長させていきましょう」と牧野さん。ニューヨークで子育てに励むママたちは、悩みや情報を分かち合い、自分育てにも励んでいる。