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趣味の集い
2009/10/23発行 ジャピオン掲載記事

レース後のさわやかなワンショット。走ることの楽しさや魅力に取りつかれ、月間走行距離が伸びるという“症状”が進行してしまった「中毒患者」たちだ。

今週のリーダー
志目健二さん
私は、アメリカ50州で開催されているマラソンの、全制覇を目標としています。これまで26州で達成しました。患者たちは、仲良く走りながら、お互いに刺激を与え合っています。ランナーに悪い人はいません。レースの際、ランナーの荷物は芝生に置いておくだけですが、何かがなくなったことは今まで一度もありませんよ(笑)。一緒に走りましょう!
New Yorkマラソン中毒患者の会
合言葉は「共走」 走る喜びを分かち合う
 午前6時過ぎ、まだ真っ暗なセントラルパークに、「ニューヨーク・マラソン中毒患者の会」のメンバーたちが元気に集合した。この日は、非営利団体「ニューヨーク・ロードランナーズ」主催の、18マイル(約29キロ)のレースに出場する。11月に開催されるニューヨークシティー・マラソンの前哨戦だ。
 同会の誕生から約10年。走ることが好きなら誰でも参加可能で、合言葉は「共走」、共に走ろうという意味だ。30〜40人ほどいる〝患者〟たちの職業は、会計士やレストラン関係、医師、学生、主婦などさまざまで、年齢も20代から50代と幅広い。インターネット上の掲示板で呼びかけ合い、一緒に練習したり、レースに出場したりしている。中には、ウルトラマラソンや全米50州でのフルマラソン完走などを達成した〝重症患者〟も。掲示板上のハンドルネームで呼び合うのもユニークだ。コアメンバーの「けに〜」こと志目健二さんは、5〜6年前に患者の仲間入り。それまでは一人で走っていたが、同会に参加してからは、「みんなで一緒に走れるから心強いし、楽しい」とか。
 あいにくの雨の中、ウォームアップに余念がないメンバーたちに意気込みを尋ねると、「今日はペースを崩さないように、また雨の場合を想定したマラソンの練習になればいいかな」と、「カンペー」こと中橋富栄さん。「にゃ〜ママ」ことスガハラ雪江さんは、「夏に走り込みが足りなかったので、今日は気持ち良く完走出来たら」と笑顔で答えた。
7時にスタートが切られ、さっそうと走りだす患者たち。このレースでは、セントラルパーク内にある6マイルのレーンを3周する。30分が経過するころ、先頭集団は早くも2周目に突入。しばらくして現れ始めた患者たちも、記者に手を振る余裕を見せながら2周目へ。
 一昨年の忘年会から参加の「RF」こと北田博之さんは、2時間32分でゴールイン。マラソン歴7年で、「シティーマラソンの目標タイムは3時間25分です」と胸を張る。続いてゴールインした、「キッシー」こと岸新一郎さんは、3時間30分台が目標タイムだとか。
 3時間ほどで、患者たちは全員フィニッシュ。患者歴3年の「オケ」こと桶谷重成さんは、「会のメンバーは、僕にとって心の支え。レース後に感動を共有できる、大切な仲間です」と語る。ゴールを目指して走る人は、誰もがかっこいい。みんな目をキラキラさせて、走ることの喜びを語ってくれた。
New Yorkマラソン中毒患者の会
タイム、年齢不問。マラソン未経験でも、走ることが好きなら歓迎。一緒にセントラルパークで練習したり、他州や海外のマラソンにも、積極的に参加したりている。
■問い合わせ
support@nymckk.com(シャカリキこと森まで)
www.nymckk.com
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