ニューヨーク広島会
世界平和の祈りを込めて「広島に、きんさーい!」
昨年発足二十周年を迎えた「ニューヨーク広島会」。その新年会がミッドタウンのレストランで開催された。「ニューヨークで暮らす郷里の人たちと話がしたいという思いから、この会が始まりました」と事務局長の原憲寿は、発足理由を語る。同時多発テロ後に一度消滅しかけたが再度発足し、年々会員も増え続けている。ボウリング大会や中国地方対抗ゴルフ大会といったイベントを開催して、ここ数年若い女性メンバーが増えてきたそうだ。
「恒例のチーム対抗広島クイズ大会に参加すると、広島のことがいろいろ分かりますよ」と原。これは五つのグループに分かれて、広島のうまいものや名産物、広島出身の有名人、歴史的人物など、広島に関するクイズの答えを当てるゲーム。答えを間違うと本気でくやしがる人も。「広島人は負けず嫌いで頑張り屋が多いですよ」と笑うのは、司会を務めた森永明日夏。「何度か参加していますが、いつもアットホームな雰囲気で新しい出会いがあってとても楽しいです」と言う。
広島のうまいものを原に聞くと、「まずお好み焼き。そしてお好み焼きに欠かせないオタフクソースも必須。もみじ饅頭は言うまでもないし。牡蠣は江戸時代から有名ですが、実は果物の柿も同じくらいおいしいです。穴子やタコなど瀬戸内海の海の幸も豊富」と、どんどん出てくる。クイズの景品にオタフクソースもしっかり入っていた。「名産品では、熊野の筆は日本一でメイク用品にも使われ、ハリウッドスターもご愛用。宮島のしゃもじや福山の下駄も有名。世界文化遺産の朱塗の大鳥居が海にそびえる厳島神社も見逃せません」と胸を張る。
こうした楽しい雰囲気の会に加え、同会では平和運動への参加や協力も活発に行っている。「原爆の跡地を見て驚いた日のことを今でも鮮明に覚えています」と言う中村敏雄を始め、周囲に原爆体験者がいる人も多く、世界平和への意識がとても高い。昨年は長崎との合同イベント「ばってん広島親睦会」を開催し、核廃絶を訴えた。また毎年慰霊祭や灯籠流しにも自由参加で協力していて、会場にはニューヨーク本願寺仏教会の中垣顕實住職も顔を見せていた。
慰霊祭で広島市長からの平和のメッセージを15年間英語で読み続けているという古本武司会長の「平和の火を消さないために、広島会を永遠に続けていきたい」という思いが、会場を包む暖かい雰囲気からも伝わってきた。
(文中敬称略)
次回は29日に、お好み焼き大会を開催。九州の「ばってん会」とのボウリング対抗試合、中国地方5県のゴルフ大会などを予定。8月5日の慰霊祭や9月11日の灯籠流しにも協力。
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201-218-8767(携帯) 事務局・原まで