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趣味の集い
2008/01/25発行 ジャピオン掲載記事

「着物を着る機会ができてとてもうれしい」と話す、華やかな着物姿の会員たち。

今週のリーダー
近藤三奈さん
着物が好きなのに、着る機会がない人たちのために、食事会などを設け、着物で楽しく語り合いたい、と昨年12月に発足しました。さらに、着物を着ることで、日本の伝統文化の普及に貢献していくことを趣旨としています。着物や帯を切らずに、着付けなしで着物が着られる方法もお教えします。着物の好きな方ならどなたでも大歓迎です。
ニューヨーク着物クラブ
着物で集う喜びから 日本の伝統文化を普及
みぞれ降り続く冬の夜、マンハッタンのウォルドーフ・アストリア・ホテルのロビーに、「ニューヨーク着物クラブ」の会員たちが集合した。外の悪天候とは対照的に、ぱっと花が咲いたような、艶やかな着物姿は、人目を引く。ロビーを歩けば観光客が振り返り、写真を撮らせて欲しいと頼んで来る人も。

「着物は、すべての女性の美しさを引き出してくれて、人を引きつける魅力を持っています」と代表の近藤三奈。着物の魅力について話し始めると、語り口調が熱くなり、話は尽きない。「着物が好きな人のために、着物を着る機会を作りたい、とこの会を始めました」。2回目の今夜は、ホテル内の日本食レストラン「稲ぎく」で、和食をいただきながらみんなで楽しく語り合う。

在ニューヨーク総領事(大使)夫人、櫻井信子の姿も。「京風の着付けに興味があったので、きょうは着付け教室に顔を出した後、こちらに参加しました」。着物歴は約30年というだけあって、上品な着こなしが板に着く。「着物を着ると気持ちが落ち着きますので、時々気分転換で着ています」と言う。

櫻井が参加した、京風着付け教室の講師、今井茜は、かつて京都祇園で舞妓・芸妓として活躍していた。「京風着付けは、早く着られて着崩れしない。すぐ自分で着られるようになります」と魅力を話す。

「着物を着る機会がないので、こんなうれしい企画があると聞いて参加しました」と言う奥村亮子は、着物好きがニューヨークにも多くいることに感激したと言う。粋な紺の着物姿の男性メンバー、表千家のお茶の師範でもある吉澤信政は、「まだまだ、着物を着ようという男性は少ないです」と残念そうだが、「着物姿になると、日本人男性は間違いなく男前が上がります」と近藤が太鼓判を押す。

シックな黒地の大島紬の若原彩子は書道の先生。その着物姿が、ロッカフェラーセンターのポスターに使われたこともある。「日本の文化である書道をここで広めたい」という目的を持っている。

お茶、書道、京の文化。着物を通じて集まった顔ぶれには、日本の伝統文化に関係している人が多い。「日本の文化は、世界一だと思っています。その誇らしい文化を、着物を通じてあらゆる人に知って欲しいです」と語る近藤に、みんなが大きくうなずいた。日本のすばらしき伝統文化が、着物を着ることから広がろうとしている。


(文中敬称略)
ニューヨーク着物クラブ
次回は3月15日(土)に食事会と着物オークションを開く予定。今後は「桜まつり」「納涼浴衣大会」「秋のお茶事」も開催する。また今井講師による「京風着物着付け教室」も随時開催予定。
■問い合わせ
TEL: 917-434-1127(高原まで)
atakahara@newyorkse.org
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