NYライフを盛り上げる!
個人の夢を仲間で共有 吸殻拾いも楽しく達成中
土曜日の午前9時、ロッカフェラーセンターのクリスマスツリーの前に、トング片手に集まった日本人たち。その姿に観光客が好奇の目を注ぐ。
「ニューヨークの生活を充実させたいと思っている日本人が、夢や目標を達成するための活動基盤を作りたい」と越川雅史、酒井拓、竹越光秀の3人が意気投合。「NYライフを盛り上げる!」を発足させた。「その場限りの楽しさはどこか空しい。酒を飲んで笑い合っても、何か物足りないと感じている人は多い」と竹越。「どうせみんなで集まるなら、各自がやりたいことをみんなで実現させようという趣旨でこの会を始めました」と酒井が続ける。一人ではできないことも、みんなでやれば怖くない。〝ノリは軽いが、意義はでかい〟がキーワード。
この日は、「クリスマスシーズンに向けてNYの街をきれいにする吸殻拾い」の4回目。「環境後進国のアメリカで、日本人が環境問題に取り組むことは日本の国益に資する」という越川の思いからスタートした。みんなでトングを持てば勇気も百倍、街も何倍もきれいになる。道に散らばる吸殻やゴミをつまみ上げ、持参のゴミ袋に回収。30分もすると袋はいっぱいに。「ボランティア精神がポイントではないです。あくまでも個人のNYライフの充実が大切」と越川は強調する。
「土曜日を有意義に過ごしたいので、吸殻拾いは早起きする良い機会になります」と笑うのは、第1回の吸殻拾いを偶然見て以来参加している北村昇三。北村に誘われ、この日初参加した部下の杉山はあと。「ボランティアだと責任が重いですが、こんな気軽な感じなら、と思い参加しました」と語る。スモーカーの山本建一は、以前はポイ捨て常習犯だったが、今では日本から持参した携帯用灰皿の愛用者になった。
手島由有子は美術史専攻の学生。忙しい合間を縫って「気分転換に」とちょこっと参加。この日も用事があるので、と一足先に抜けたが、「あくまで仕事や個人の予定優先でかまわないんです」と越川。強制されずに勝手に集まるゆるい感じが、逆にみんなの結束を強めている。12月には奈尾真一が企画する「囲碁の会」も開催予定。NYで囲碁を広めるのが夢というプロ顔負けの腕前の奈尾が、初心者にもわかるように参加者に教えてくれる。
自分の夢や目標を後押ししてくれる仲間がいれば、NYライフはもっと楽しくさらに充実したものになっていくだろう。
(文中敬称略)
同団体では「クリスマスに向けNYをきれいにする吸殻拾い」を毎週土曜日午前9時から11時まで実施中。原則雨天決行。軍手または手袋を持参。集合場所は下記まで問い合わせること。
■問い合わせ
activeNYer@gmail.com
http://activenyer.exblog.jp/
(竹越まで)