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趣味の集い
2007/06/15発行 ジャピオン掲載記事

バレーを楽しむ様子がヒシヒシ伝わってくる牛タン。現メンバーに名前の由来を知るものはいないが、円陣のかけ声は伝統の「ギュウ!」「タンッ!」。

今週のリーダー
坂口トモさん
勝ち負けにこだわらず、とにかく楽しいバレーを目指して、和気あいあいとやっている牛タンです。今季は悲願のプレーオフ出場に手が届きそうなので、張り合いもあります。メンバーは年齢も職業も様々ですが、バレー好きというだけですぐに仲良くなれるのがいいですね。試合後にみんなで飲むビールは格別ですよ。
バレーボールチーム 牛タン
笑顔で目指せ!プレーオフ
北米最大規模のアマチュア・バレーボール・リーグ「NYUPAL」に参加する「牛タン」は、純粋にバレーを楽しみたいと集まった男女混合の日本人チーム。キャプテンの坂口トモ(タツノ・カンパニー)は「勝ち負けにこだわらず、楽しみながら和気あいあいとやってます」とおおらか。とはいえ、中堅レベルのディビジョンに属する牛タンの前2季はいずれも5位。優勝をかけたプレーオフには上位4チームが進む。今季こそ!と募る思いもひとしおだ。

この日は簡単に第1セットを先取。バレー歴16年のエースアタッカー甫足空(KDDIアメリカ)も「幸先いいですね〜」と余裕の表情だ。ところが、第2セットに入り戦況が一転。楽勝ムードだった牛タンは、調子を取り戻した相手に苦戦を強いられ、このセットを落としてしまう。だが、牛タンの持ち味は粘りとチームワーク。中・高でバレーを経験した管野ちか(ワイズ・パブリッシング)も「みんなで助け合って、負けてもさわやかなチーム」とにこやか。

第3セットはムードメーカーでもある坂口が中心となって声をかけ合い、立て直しを図る。「いつも楽しいバレーがしたい」という高垣康一(トップスピン)は、その言葉どおりプレーごとに見せる弾ける笑顔が印象的だ。小・中・高とバレー一筋のセッター大長万里子(テレビ東京)が豊富な経験を生かしてゲームを組み立てる。一進一退の攻防が続いた。しかし、終盤に4ポイントを連取され10─14。サーブ権も相手チームだ。万事休すか──。

「1本ずつね、1本!」。普段は免疫研究でラボにこもる野口英一郎(コーネル・メディカル・カレッジ)が、そのストレスを発散するかのようにボールを打つ。菅野が拾い、甫足が打点の高いアタックをねじ込む。攻めの姿勢が功を奏し、追いすがる牛タン。
 ついに14─14のデュース。追いついた。ここが勝負の分かれ目。平野秀樹(全共連)がサーブを丁寧に入れる。相手のアタックに全員が反応し、必死に拾う。ポン、ポンと跳ね返るようにつながり、坂口が打った3タッチ目のボールが力なくふわりと前方に浮く。その場にいた全員が固唾を呑む。ボールは緩やかな弧を描いて、ネット上部のコードに当たり、ボトリと相手コートに。一気に沸き返る牛タン。そのまま16点目も奪い、劇的な逆転勝利を飾った。

試合後、「あのサーブは今までで一番緊張しましたね」と語る平野。メンバーは皆、この夜歓喜の祝杯に酔いしれた。    


(文中敬省略)
バレーボールチーム 牛タン
約300のバレーボールチームが所属するアマチュア・リーグ「ニューヨーク・アーバン・プロフェッショナル・アスレチックリーグ(NYUPAL)」の男女混合日本人チーム。メンバーは20代から40代の本格経験者とチョイ経験者の約15人。ほぼ1年を通じて試合をこなす。試合は平日の夜が中心。メンバーは随時募集中。

■問い合わせ
tomosakaguchijp@yahoo.co.jp(坂口トモまで)
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