アクロスファーマ
昨年の予選落ち雪辱 7位に食い込んで大健闘
初夏の風がそよぐニュージャージー州プリンストン。メモリアルデー・ホリデーを目前に控えた5月24日、コンプレックス・ビル「カーネギーセンター」入居会社対抗の「第5回カーネギーセンターボウリング大会」が開催された。予選ラウンドには過去最多の75チームが参加。そこから上位12チームが決勝ラウンドに出場できる。昨年予選敗退の辛酸を舐めた日本人チーム「アクロスファーマ」は、今年は予選11位で決勝ラウンド進出に滑り込んだ。
試合は1チーム4人それぞれが2ゲームを投げ、チームの合計スコアの上位4チームが決勝トーナメントに進む。主将の服部智は、「去年は緊張しすぎたのが敗因。今年は全員肩の力を抜いてリラックスしていきます」と語った。
ゲーム開始早々から栗下雅仁がスペア、ストライクを立て続けに出して波に乗る。監督の森忠恭が日本へ出張中での栗下の活躍に、「森プレッシャーがないと強いなあ」の声が。どっと笑いが起こり、緊張が解けて空気がなごむ。予選では不発だった松尾弦は、リベンジとばかりに燃え、ストライクを連発。しかしチーム全体ではスペアミスが目立つ。星野美智子は普段の調子が出せず苛立っている。
第1ゲームの結果は523と、決勝トーナメント進出への目標スコア610に遠く及ばず。チームの間には沈滞ムードが漂う。しかし、周りを偵察してきた有川伸一郎OB会会長から、他のチームもスコアがよくないことを伝えられ、一同気を取り直して第2ゲームに挑んだ。
第2ゲームでは星野のコントロールが戻ってきたが、スペアが取れない。栗下と服部も苦戦。レーンがオイリーなためボールの威力が足りずピンが残るのだ。
3人が苦戦する中、レーンの感覚をつかんだ松尾がスコアをがんがん伸ばし、7回までスペアとストライクで完全制覇の大活躍。
松尾の復調に牽引されるかのように、ようやく他の3人も調子を上げてきたところで試合終了。600点を超えて結果は上々だったが、上位4チームとの力の差は歴然。終盤の猛攻むなしく7位に終わった。しかし、昨年の予選落ちから考えると、チームとしては大躍進だ。
主将の服部は、「7位に入って満足です。松尾さんも私も200点を超えるスコアを出すなど、十分に力を発揮できました。来年は3位以内の入賞を目指します」とすっきりした表情。メンバーたちとの打ち上げに向かった。
(文中敬称略)
アクロスファーマ(Akros Pharma Inc)社内にて文武両道をモットーに、冬は室内テニス、ボウリング、春から秋は屋外テニス、ゴルフを楽しむ集まり。各シーズン中、同業会社や近隣日系企業とのコンペで上位入賞と優勝経験を持つ。
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