エリーズ・ニューヨーク フローラル・デザイン
色とりどりのお花に囲まれてフラワーパワーで笑顔輝く
毎日様々な教室が開かれている日系人会ビル。ふんわり甘い香りに誘われて扉を開くと、色とりどりの花が出迎えてくれた。ここはフラワーデザイナー、エリー・グレース・戸田が主宰するフラワーアレンジメント教室。お花独特の清々しい香りの中、生徒たちがアレンジを楽しんでいる。
「教室では見本生けをせず、基本の生け方に沿って自分の感じるままに生けて行きます。その方が個性が出て面白いですから」と朗らかに語る戸田。レッスン中も手取り足取り教えるのではなく、生徒の様子を優しく見守りながら要所要所でアドバイスをする。生徒たちはその都度ノートに熱心に書き込む。実は戸田の教室には教材は一切ナシ。生徒自身がメモを取り、それが自分だけの教材になっていくので、自分の弱点や進歩が手に取る様に分かるのだ。
メモを見ながら基本のアレンジに取り組んでいた国谷友美は今日で9回目のレッスン。「念願だったアレンジメントを始めて、お花のある生活の楽しさを知りました」と語る。同じく今日が9回目の平野桃子は、週2回も教室に通う常連。「何よりも、お花という共通の趣味を持った友人ができたことが嬉しい」と言う。確かにレッスン中はそれぞれが自分のアレンジに集中しながらも、手を休めておしゃべりに花を咲かせることもしばしばだ。
「柄にもなくお花を始めたので、最初は主人が驚いていました」と語る青柳恵。でも「今は当の主人が一番のお花のファンです」と微笑む。手際よく作業を進めていたのは、インストラクターコースの野田清美。6年前に基礎科で作ったノートを懐かしそうに見ながら、今度は教える側の視点でお花を学び直している。「昔に比べると随分上手くなりました。でも大雑把なのは変わりませんね。お花は性格が出ますから」と苦笑い。
2時間後、ただの切り花だった花々が見違えるほど豪華に、表情豊かに変身した。終了間際、プロ科に通う三上恭子が巨大なアレンジメントを抱えてやってくると、教室からは拍手が。「今日はトロピカルな感じで、プレゼント用に生けてみました」というビビッドで元気なアレンジは、春を通り越して、夏の眩しい太陽を感じさせた。
それぞれ完成したフラワーアレンジメントの撮影をしてレッスンは終了。たくさんのお花を抱えて家路につく生徒の顔は、鮮やかな花々に負けないくらい、ぱっと輝いて見えた。
(文中敬称略)
教室は木曜午前10時〜(NJ)、木曜午後6時15分〜(NY)、金曜午前10時30分〜(NY)で開講。
■母の日特別セミナー: 5月12日、日系人会にて。
詳細は
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