軟式野球チーム ハマッコ
5回2死からの猛攻笑顔でシーズン開幕
寒風吹きすさぶ早朝のランドールズアイランド河川敷。眩しい朝焼けとともに軟式野球チーム「ハマッコ」の2007年シーズンが幕を開けた。今シーズン初の練習試合は、昨年苦い敗戦を喫した「シルバーズ」との雪辱戦。「シーズンは長丁場ですからけがは禁物。今日は体をほぐす程度にがんばります」と語るキャプテンの坪井寛志。待ちに待った今期初試合を前にチーム全体に緊張と闘志がみなぎった。
プレーボール早々、チャンスが到来。「帰国が決まったので、今年が最後のシーズン。どうしても勝ちたい!」と語っていた水戸部英貴が、2死2塁の場面でセンター前ヒットを放ち見事先制。チームを波に乗せた。
「寒くて、コントロール狂いますね」と不安げな表情を見せていたエースの西津康貴は、まずまずの立ち上がりで2回までシルバーズ打線を完封。しかし、3回裏にフォアボールと自らのエラーで2点を献上。チームに暗雲か、と思いきや「これから、これから。誰かが絶対挽回してくれますよ」といたって朗らかなハマッコメンバー。「仲間を信じて、共に勝利を目指すのがハマッコ野球」と小松崎守監督が言う通り、メンバー一人ひとりから小気味良いゲキが飛び交い、反撃ムードを盛り上げた。
一進一退で迎えた5回表、ハマッコの真骨頂、粘りの野球が目を覚ます。2死1、2塁の場面で「今日のために昨晩は大好きなお酒を抜いて来ました」と語っていた成田敦がセンター前ヒットで1点を返すと、続くルーキー所村利昭の会心の二塁打で逆転。更に続く西津康貴が名誉挽回のだめ押し二塁打で2点をもぎとり、勝利を確かなものにした。その後は2番手投手の成田敦がシルバーズ強力打線を2失点に抑え、6対5でゲームセット。見事接戦をものにし、シーズン初の練習試合を鮮やかな逆転勝利で飾った。
体感温度が零度を下回るほどの寒さの中で行われたこの日の試合。耳まで真っ赤にしながら勝利の喜びを分かち合うメンバーたちの表情は、野球少年そのもの。「試合に出る人も出られない人も、とにかく全員が楽しめるのがハマッコの良いところ」と語る小林公。その言葉通り、試合後は近況報告や冗談などを交えながら、メンバー全員で賑やかに練習。「めざすはもちろんリーグ戦優勝!」と口々に抱負を語りながら、2週間後に迫った公式戦開幕に向けて「ハマッコ」の絆を確かめ合った。
(文中敬称略)