TKK(テニスで体を鍛える会)
結成以来20年アットホームにスマッシュ!
テニス・サークル数あれど、ここほど〝マイペース〟を保ち、それをエンジョイし続けるサークルはない。
ニュージャージー州北部在住の有志が集まって結成した「TKK(テニスで体を鍛える会)」の歴史は20年近く前まで遡る。土曜の夕方にテニス好きが集って汗を流し、その後は食事をともにして交流を深めるというアットホームなサークルだ。駐在員を中心に結成され、20年間も続いてきたのだが、今では結成当時を知る参加者は一人もいないという。「規約」も「決め事」もなくサークルはしなやかに存続してきた。
フレンドリーで家族的感覚が、このサークルが長く続く秘訣のようだ。来期の幹事を務める花岡宣隆(リコーコーポレーション)は「日頃の運動不足を解消するために作られたアットホームなテニス・サークルがあるよ」と紹介されて2年ほど前に入会した。学生時代に始めたテニスを20年以上続けている猪俣則夫(第一アスビオファーマ)は、転勤の決まった会社の先輩の送迎会でサークルの存在を知り、その翌週から参加したという。「テニスは二人いればできる手軽なスポーツ。インドアですから季節に関係なく体を動かすことができます」と話す。
テニス中も終始リラックス・ムード。各自ストレッチで体をほぐした後、フリーの打ち合いでウォームアップ。体が温まった頃に全員で集まり、ジャンケンでダブルスを組んでいく。男女問わずにダブルスを組み、「お願いします」の挨拶で4ゲームのマッチを繰り広げる。判定はすべて「自己申告」、判定を他のメンバーに求めても「アウトだと思います」というゆるいトーン。火花を散らすこともなく、気合で他を圧倒することもなく、サークルの名前の通りとにかく〝テニスで体を鍛える〟ことが目的。しかし、際どいサーブがピシャリと決まったり、男性のスマッシュを女性がブロックしたりと、なかなか見応えのある試合を展開する。
この日好プレーで会場を沸かせたのは、テニスを始めて半年の花岡憂子、来期幹事夫人。「男性の中に混ざることで、スピードとパワーに早く慣れました」と上達の理由を自己分析する。彼女の成長を温かく見守る夫の花岡は、「自由な環境で伸び伸びとテニスができるから上達が早いのかもしれません」と評する。
体を思いっきり動かした後は、もうひとつの楽しみ、レストランでの語らいへ。一汗かいてすっきりしたメンバーは、皆なじみのレストランへと消えていった。
(文中敬称略)
TKK会は、性別を問わず20〜60代の初級者から上級者まで参加できる。メイウッド・テニスクラブで毎週土曜5〜7時の2時間練習。会員になる前にゲストとして練習に参加することも可能。
Maywood Tennis Club
263 W. Passaic St., Maywood, NJ 07607
TEL: 973-632-9147(花岡)
nobutaka55@hotmail.co.jp