ワールド大山空手
自分を見つめ、自分を磨き上げる
オリジナルTシャツに力強く書かれた「ジャスト・スウェット!(とにかく汗をかけ!)」は、何よりも実践を重んじる大山空手を象徴する言葉。「理詰めで空手を理解するのではなく、行動を最重視するのが大山空手の特徴です」と語るのは松本道場の先生、松本大輔だ。
1966年に126人を相手に「百人組手」を成し遂げ、数々の武勇伝を持つ総主大山茂氏が、85年に創設したのが国際大山空手道連盟「ワールド大山空手」。「フルコンタクト(直接打撃制)」を重視するのは、技を頭の中だけで理解するのではなく、基本稽古、型、組手を通して身体が技を理解し、接触により技が最大限に生かされるから。また、攻撃を通して防御することも着実に学べる。
普段は、鏡を前に自身を対戦者に見立て、同時に技の形や速度を確認していく基本稽古から始まる。相手に向き合うことは、自分自身に向き合うことでもあり、迷いなく標的に集中するよう繰り返し指摘される。防具を付けて行う約束組手の後の自由組手では、門下生全員が黒帯の先輩を相手に技を実践。力強く「オス」の言葉をかけ、次々と先輩に挑んでいく。
「『オス』は『忍耐』と『尊敬』の意味が込められているとても奥深い言葉です」と語るのは「アキ」の愛称で親しまれる宮本昭枝(金歯科医院)。「ニューヨークでは痴漢に遭うことが多くて、自分の身は自分で守らなければ、と始めた空手ですが、稽古を通じて人の立場になって考え、思いやりを持つようになりました」と語る。宮本をはじめ、現在6人いる女性有段者は、携帯で連絡を取り合う姉妹のような親しい間柄。空手を通して精神修行ができるのが何よりも喜びだと口を揃える。
日本文化を再発見したいと空手を始めて10年、黒帯を締める前島洋一(ヤマト運輸)は、空手を通じて現在の夫人と出会った。空手を続ける理由を尋ねると「有段者の妻から自分の身を守るためです」と冗談交じりの答えが返ってきた。
「大山空手のいいところは絶えず進化しているところ。他の流派や武道のいいところも取り入れて今の時代に合った形になっています」と松本は熱く語った。
取材当日は、黙想で始まった稽古に続き、先日行われた昇級結果が発表された。松本が直々に新しい色の帯を合格者に締め、「コングラチュレーション」と両手で握手すると、門下生は熱烈な拍手で昇級を称え、自らの練習意欲を燃やしていた。
松本道場では、春から夏にかけて、護身術、シェイプアップ中心のクラスも始めます。ただいま、39ドル/最初の1カ月(道衣込み)のスプリングキャンペーンをしています。みんなで、一緒に汗を流しましょう!
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TEL: 212-629-7709
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