ニューヨークジャンクス
宿命の対決制し優勝!
歴史的な熱戦となった甲子園決勝と同日に、宿敵との対決に闘志を燃やす男たちがここニューヨークに。JAA野球大会決勝、王者ジョーカーズに挑むジャンクスの一団だ。
先発横田淳志が好調な立ち上がりを見せたジャ軍はその裏、1アウト2塁1塁というチャンスに大砲の山田大祐。試合前、「毎週応援に来てくれた妻のためにも、僕のバットでチームを優勝に導きたい」と語った山田はその言葉どおり、ジョ軍エース長谷川純一の7球目をとらえてライト前タイムリーヒットで先制点を挙げた。その後も犠牲フライや相手のエラーで3点を追加したジャ軍は、大いに士気を高めて初回を終えた。
ワイルドピッチにより1点を失ったものの、横田の引き続いての好投によりジョ軍打線を迎えジャ軍は2回裏、2アウト2塁3塁のチャンスで「新人王を狙う!」と息巻く最年少ルーキー村上大制が、高めに浮いたボールを叩きつけてショート越えタイムリーを放ち1点を追加した。そしてこの後、ジョ軍長谷川はまさかの4者連続押し出し。これに主将の堤大介がライト越え3点タイムリーでとどめを刺し、「鉄人エース」をマウンドから引きずり降ろした。
代わって3回からマウンドに登ったのはジョ軍の主将高橋俊介。高橋の緩急あるピッチングと、4回から登場したジャ軍のエース岡信宏の内角を突く見事な投げ合いに、集まった観客も固唾をのんだ。
ところが6回表、その高橋を打席に迎えた岡はライトへのヒットを献上。2点を奪われると、7回表にも打撃で意地を見せる長谷川に場外2ランを許すなど、ジョ軍の2投手からの猛攻に遭う。球場は一転ジョーカーズの巻き返しムードとなった。
しかし7回裏、先頭打者の瀬戸泰一、山田がそれぞれ安打で出塁した後、村上のレフト抜け2点タイムリーとクリーンアップが活躍。エースの岡も高橋から「お返し」のセンター抜けヒットを放って1点を追加して16─7とすると、8回表、ピッチングでも岡がジョ軍の巻き返しムードを封殺。その裏には村上のレフト線2点タイムリーで18─7。万全の態勢で最終イニングに臨んだ。
9回表、川口剛志の盗塁や高橋への四球などで1塁3塁とされながらも、岡は持ち前の打たせて取るピッチングを崩さず、最後はレフトフライに打ち取りジャ軍は4年ぶり3回目の優勝を見事手にした。
=文中敬称略
3度のメシより野球がすきなメンバーで構成される発足から18年を数える草野球団。JAA大会では過去には2001、2002年度に連覇を達成。名門チームとしてその名をニューヨークに知らしめる。今年は宿敵ジョーカーズを破り、4年ぶりの優勝をはたしたジャンクスだが、来季は現在の主力メンバーの脱退が余儀なくされており、新メンバーを大募集している。応募資格は「野球が好きでたまらない人」。
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