FNBAプロト
プレーオフ進出決定!
全米最大規模のアマチュア女子バスケットリーグであるニューヨーク・アーバン・プロフェッショナルズの夏季リーグにおいて、見事プレーオフ進出を決めた日本人女子チームがある。彼女たちの名はFNBAプロトだ。
5勝1敗で迎えた予選リーグの第7週の8日、これに勝てばプレーオフ進出確定というプロトは仏系銀行チームのソジェンを相手に迎えた。試合開始直後、上背で差のあるソジェンにジャンプボールを奪われ先制点を許したプロト。しかしその直後、エディー山影監督がモットーとする「体格差をスピードとアタマでカバー」するプレーで早々と逆転を果たした。
その後も相手の間隙を突く俊敏な動きでボールをつなぐ鈴木淳と、縦横無尽の速攻とともにスリーポイントシュートも武器とする吉開美渚のふたりを中心とした試合運びで、相手にボールを触らせず、32対8で前半を折り返した。
完全に流れをつかんだプロトの勢いは、ハーフタイムを挟んでも衰えをみせなかった。「今日はなぜか好調」の盾列泰子や、「ゲームは2週間ぶりだったがシュートがよく入った」田中千香子に加え、この日がチーム初参加となった大城華子など後半投入の選手の活躍でリードを広げ続けた。
また、バスケット歴わずか3年の山森由起は「かなりへばった」と疲れを見せながらも気迫のこもったプレーで積極的にゴールを狙いチームに貢献。「もっとまわりを見て動けるようにがんばりたい」と、今後のスタメン入りに向けての課題を得たようだった。
結局、試合は終始プロトの圧倒的優位で進み、69対19の大差で快勝。15日の予選リーグ最終戦を待たずして、今期プレーオフ進出を確実なものとした。
試合後、キャプテンの服部章希子は「いつも以上にミスも少なく、チームとして手堅いプレーができた」と語り、勝敗のみならずゲーム内容にも満足気。「プレーオフもこの調子をキープして、必ず優勝します!」と高らかに宣言した。
コートを後にしたメンバーが流れた打ち上げでは、山影監督の口から「FNBAプロトとしては今季が最後のシーズン。秋からは新チームを設立します」という電撃発表もあったFNBAプロト。現チーム名での有終の美を飾れるか否か。運命のプレーオフは22日スタートする。
=文中敬称略
ニューヨークを拠点に活動する日本人女子アマチュアバスケットボールチーム。バスケットボール同好会FNBAより選抜されたプレイヤーによって2003年に発足した。現在出場中の「NY Urban Professionals Athletic League」では過去に優勝、準優勝2回、ベスト4を3回経験している。練習は毎週土曜日または日曜日に72ストリートのホームコートで行っている。現在選手(女子)、マネージャー(男女)を大募集中。見学歓迎。
【詳細】
http://hpottery.com/proto/