軟式野球チーム スワット
JAA野球大会初出場初優勝目指し始動
今月末に開幕が迫ったJAA外務大臣杯軟式野球大会に向け、各チーム早朝からの練習に余念がない日曜日のランドールズ島グランドに、いまだユニフォームも揃わないまま、白球を追い続ける一団がある。今大会から初参戦となる新星、スワットだ。
設立から所属したジャンクスを「思うところあって」数年前に退団した清水正二(清水トランスポート)、岡野忠輔(進学舎)の両名と、インターナショナル・スクール・イン・ジャパンの卒業生数名が出会って生まれたこのチーム。結成からまだ1カ月ほどと日は浅いが、JAA出場チームきっての「多国籍軍」として活躍に期待がかかる。
中でも注目は、米国大学野球で3年間マウンドに立った実績のあるクローザー、コリン鈴木投手。長身から繰り出す緩急ある投球で、三振を取りにいく。
さらに打撃では「1試合3本塁打を目指す」と、自他ともに認めるビッグ・スラッガーのジョン・アルスタート。この2人のメジャー流プレーヤーが、今大会でのチームの命運を握る。
「目指すのはもちろん優勝。チームの強み? バイリンガルってことかな」と楽観的に語るのは、チームのムードメーカー、ジョン鈴木主将。大会は一度も見たことがないという彼だったが、自信のほどもメジャー級といったところだ。
その一方で、「投打はかなりいいんだけど…」と、JAA大会に出場経験のある岡野が心配するのは守備力。この日ノックでは、ショートの環貫祐介(味の素)が陸上で鍛えたという足を生かし、俊敏なボールさばきを見せていたものの、揃って練習するのは5回目というスワットは、チームプレーにいまだ課題を残しているようだった。
そんな「荒削り」のチームをまとめるプレイング・マネージャーの清水が心がけるのはズバリ「高校野球」。緻密で手堅い戦術で、得点を重ねるチームを目指していく。
メジャースタイルのベースボールと日本式野球。この二つが一つのチームの中でうまく調和すれば「大会初出場初優勝」も夢ではないかもしれない。まだまだその実力が未知数のスワットは、4月30日のランドールズ島での開幕初戦で、ブラック・ヤンキースと激突する。
=文中敬称略
今年3月に結成したばかりの野球チーム。チーム名は、アメリカの警察特殊部隊の名称と、「長打を放つ」という意味の単語から。部員は、日本人8名、その他の国籍6名というマルチ・カルチャーな面々。今月末に開幕のJAA野球大会で初出場初優勝を目指す。練習は、毎週日曜日の8時からランドールズ島にて行っている。スワットでは現在、選手や女子マネージャーの部員のほか、練習試合相手も大募集している。
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TEL: 917-494-1807(ジョン鈴木)