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趣味の集い
2006/04/07発行 ジャピオン掲載記事

全米将棋選手権■今年で11回目を迎えた米国国内最大の将棋大会。ニューヨーク、ワシントンDC、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴなど、全米の棋士が火花を散らす。来年度からは北米将棋選手権と名称を変え、カナダ、メキシコを含めた国際大会となる見通し。

今週のリーダー
林稔さん(バンクラブ)
ニューヨーク将棋クラブ会長

団体戦では優勝できなくて悔しいです。私が勝っていたら優勝だったのに…。メンバーは調子が良かったと思いますが、昨年度優勝チームとしてのプレッシャーもありました。でもとにかく今回の大会では、各支部の懐かしい顔に会えて本当に良かったです。コンピューター将棋も面白いですが、やはり人と人が顔を合わせて指すのが一番。これからも世界で一番難しい将棋というゲームのもと、みんなで集い、楽しんでいきたいです。
ニューヨーク将棋クラブ
全米将棋選手権で準優勝
毎週水曜の夜、浪花レストラン2階の座敷で和やかに盤を囲む一団。ニューヨーク将棋クラブの面々だ。盤と駒があれば何もいらない、そんな彼らが一路、桜満開の首都ワシントンDCを目指した。同地で4月1日(土)、2日(日)に開催の全米将棋大会に出場するためだ。

 前日の金曜の夕方、ニューヨークを出発した一行だったが、「途中スラムのようなところで迷って怖かった!(林)」こともあり、結局ホテルに到着したのは12時すぎ。若干幸先の悪いスタートとなった。

 翌朝早くから始まった団体戦には、林稔(バンクラブ)、荻原茂孝(オギワラ&アソシエイツ)、梶浦康司、ジョージ・フェルナンデスが出場。メンバーの睡眠不足も懸念されたが、ふたを開けてみれば午前中の2試合を快勝、午後に入ってからも好調をキープして、昨年度団体戦優勝の貫禄を見せつけた。ここまで4試合を終えた時点の勝ち点は地元ワシントンDCと同位。最終戦となる第5戦は、そのワシントンDCと優勝をかけての直接対決になった。

 通常、四間飛車を武器とする林は、黒川剛(日本大使館)を相手にここに来て角代わり棒銀の構え。しかし中盤、スピードで先を行かれると、そのまま追い込まれて今大会初の黒星となってしまった。

 一方の荻原は、自分の得意手でもある振り飛車をあやつる吉成二郎を居飛車で迎えると、中盤は「ほぼ構想通り」という攻めを展開して快勝。全勝を守った。

 さらに、梶浦は相手レイモンドの四間飛車に居飛車で対抗。しかし終盤、相手の捨て駒に手を出すとこれが致命傷となって痛い黒星となってしまう。

 優勝の2文字はフェルナンデスにのしかかったが、結果は終始攻撃力を保ったラリーを相手に粘り負け。これにて優勝はワシントンDCに譲ったものの、ニューヨークは準優勝に輝いた。

 この後ニューヨーク将棋クラブは、再び舞台を浪花レストランに戻し、楽しみながら技術向上を目指し、海外での普及活動にも努めていく。

=文中敬称略

●近藤正和プロ レベルの向上が感じられた。遠方からもたくさんの参加者が集まり喜ばしい限り。
●石川陽生プロ 将棋は楽しいのが一番。休み時間にも盤を囲む皆さんの姿が印象的だった。
ニューヨーク将棋クラブ
毎週水曜日の午後7時〜10時30分まで、46丁目の浪花レストラン2階で活動。
リーグ戦、オープン戦などのイベントを通し、初心者から上級者まで幅広く楽しめるクラ
ブを目指す。また補習校からの将棋の指導の要請に応じて、将棋教室を開催するほか、今
年は日本コミュニティーセンター、将棋ワークショップに関してもメンバーが将棋の指導
を行うなど、地域における将棋の浸透にも貢献する。新入部員大募集中!

【お問い合わせ】
E-mail: hayashi@nyshogi.com(林稔)
TEL: 646-773-1365
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