ニューヨークばってん会
長崎、佐賀、熊本… ばってん、みんな九州人
ゴルフ大会、バーめぐり、ニューヨーク・フィルハーモニーのコンサート鑑賞など、スポーツや文化を通じて楽しい活動を行っている「ばってん会」。今回は「ジャパス38」で新春カラオケ交流会が開催された。〝ばってん〟は熊本、長崎、佐賀といった地域の方言で、逆接の「しかし、だが」の意味。大まかに九州出身者の集まりということで「ばってん会」と名付けられたが、「同郷者が方言で語り合い、くつろげる会にしようという意味も含んでいます」と木下信義が説明する。
97年、藤松忠夫、米濱昭英、徳永晋により佐賀・長崎県人会が発足。その後、熊本、大分県を始めとする九州人の会に発展し、現在は長崎、佐賀、熊本、大分、福岡の5県が参加、登録会員数約100名の大所帯に。実行委員には佐藤哲也を代表に、イベント全般補佐担当に木下と渡会武司、事務局・連絡網担当に三宅嘉代子、アウトドアスポーツ担当に小野純枝、文化担当に古川千佐子が任命されている。
会長の山口猛を始め長崎県出身者が多い。「鎖国下の国際貿易港、隠れキリシタン、蘭学発祥の地、原爆被災地と、歴史的に非常に重要な県です。異国情緒あふれる遺跡も多く、特にグラバー邸から眺める景観はおすすめです」と山口が言うと、「稲佐山からの夜景は日本三大夜景の一つです」と同じく長崎県出身の木下が付け加える。
熊本県出身の小野は、「熊本は美人、イケメンが多いです」。おしゃれな人が多く、熊本トラッドこと「熊トラ」が流行った時代もあるとか。熊本県人気質を表すのが「肥後もっこす」で、〝もっこす〟は頑固で正義感が強いという意味。九州で一番ゴルフ場が多く、ゴルフ三昧の後、阿蘇の温泉旅館で湯に浸かり馬刺を堪能するのがおすすめだそう。
島田洋七のベストセラー『佐賀のがばいばあちゃん』で一躍有名になった佐賀県。〝がばい〟はすごいという意味の佐賀弁。「佐賀人が通った後は草も生えないと言うくらい倹約家、つまりケチが多いです」と古川。初参加の小柳景子も「佐賀で生活できたらどこでも生きていけるほど、封建的できついところです」と辛辣。だが二人とも、そんな郷里がとても恋しくなるそうだ。
元オペラ歌手の古川の美声が流れる中、酒を酌み交わしつつ皆リラックス。「九州出身というだけで理屈抜きでほっとします」と小野が言うように、ばってん会は県を超え、九州という大きな絆で結びついている。
(文中敬称略)
年4回各種イベントを開催。今年はゴルフ大会、広島県人会との合同親睦会、焼き粘土の人形制作の会などを予定。
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