2017/03/03発行 ジャピオン905号掲載記事

ニッキー香月ののびのび母乳育児

母乳育児中のお母さんの食事

 産後の母乳ケアで、必ずと言っていいほど日本人のお母さんたちから受ける質問があります。それは、「母乳育児中のお母さんの食事」です。日本語でのさまざまなオンラインサイトで、「これらは食べたらダメ、これらを食べなさい」などと、あたかも食生活が母乳生産量や、乳房、乳腺の状態をコントロールしているかのように書かれています。しかし、結論から言うと、母乳育児中のお母さんの食生活は、母乳生産量や乳腺炎には関係ないのです。

 一日の総摂取カロリーが1600kcalを下回る食事が続くと、それが母乳生産量に影響することはまれにあります。が、食事の内容は関係しないので、「これを食べれば、母乳量がアップする」ということはありません。日頃からのバランスの取れた食事は、母乳はもとより、お母さんの体力や健康維持のためにも大切なことです。たまに甘いものや脂っこいものを取ったからといって、それが原因で乳管が詰まるとか、乳腺炎になることもありません。

 乳腺炎になる一番の原因は、間違った姿勢での授乳や、乳首への赤ちゃんの吸いつき具合、頻繁に授乳を行っていないことにあります。

ニッキー香月
Nikki (Naoko) Katsuki

米国・国際認定ラクテーション・コンサルタント(CLC, IBCLC)、栄養士。​​NYラクテーション協会メンバー。産後訪問母乳ケア(保険適用可)、母乳育児・離乳食・食の安全・卒乳の定期セミナー開催(日本語)。一児の母。
TEL: 718-926-6074www.vitalchoice.weebly.com

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