2016/11/11発行 ジャピオン890号掲載記事

ニッキー香月ののびのび母乳育児

母乳育児と腸内環境

 母乳育児がお母さんと赤ちゃんにもたらすベネフィットは計り知れません。その一つに、赤ちゃんの腸内環境を整えることがあります。胎児としてお母さんのおなかの中にいるときは無菌状態なのですが、産道を通り、生まれて間もなくすると、赤ちゃんの腸内に各種の腸内細菌(善玉菌と悪玉菌の両方)が徐々に増えていきます。

 母乳には、善玉菌であるビフィズス菌の成長を促進するオリゴ糖(糖類の一種)が豊富に含まれます。それが赤ちゃんの腸内環境を整え、アレルギーを発症しにくくします。つまりオリゴ糖は、ビフィズス菌が増えるためのエサとなってくれているのです。

 雑菌は空気中や人間の肌にも常に存在します。そのさまざまな雑菌に対抗するために、そして赤ちゃんが免疫力を高めていくためにも、ビフィズス菌の働きが期待されるのです。ビフィズス菌は、生後数十日で赤ちゃんの腸内に定着するといわれています。初乳は特にオリゴ糖を多く含むため、この時期に赤ちゃんの腸内にビフィズス菌を増やすためにも、産後なるべく早いうちに母乳育児を始めることはとても大切なのです。

ニッキー香月
Nikki (Naoko) Katsuki

米国・国際認定ラクテーション・コンサルタント(CLC, IBCLC)、栄養士。​​NYラクテーション協会メンバー。産後訪問母乳ケア(保険適用可)、母乳育児・離乳食・食の安全・卒乳の定期セミナー開催(日本語)。一児の母。
TEL: 718-926-6074www.vitalchoice.weebly.com

産後の授乳トラブル?:「訪問母乳ケア」

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