2016/06/17発行 ジャピオン869号掲載記事

ニッキー香月ののびのび母乳育児

お母さんが授乳中に病気になったら?

 母乳育児中のお母さんたちからよく聞かれる質問が、「自分が風邪を引いてしまっても、母乳育児を続けていいですか?」です。皆さんはどう思われますか?答えは「YES」です。お母さんが風邪を引いても、母乳中に風邪のウィルスが母乳の中に入ることはないので、授乳を中断する必要はありません。

 ただ、母子が密着することで、赤ちゃんに風邪が移る可能性はあります。仮に移ったとしても、母乳中には、ウイルスや病気と闘うための免疫物質が豊富に含まれているので、逆に母乳をあえて与えることで、赤ちゃんの風邪の症状も軽くて済むはずです。

 風邪を引いてしまったときに、お母さんが飲む風邪薬についてもよく質問されます。アセトアミノフェン(タイレノールの主成分)や、イブプロフェン(アドビル、モトリンの主成分)は、母乳育児には差し支えないので、授乳を中断する必要はありません。他の薬は、医師に相談してください。

 さらに、お母さんが食中毒になった場合はどうでしょう? 敗血症になって入院するような、重篤な症状にならない限り、吐き気、下痢などの症状があっても、理論上は母乳育児を継続することができます。とはいっても、お母さん自身の具合が悪く、直接赤ちゃんに授乳することがあまりにも辛いようなら、決して無理しないようにしましょう。自分の具合が良くなるまで、一時的に搾乳したものを、お父さんやベビーシッターにボトル授乳してもらうのがよいでしょう。

ニッキー香月
Nikki (Naoko) Katsuki

米国・国際認定ラクテーション・コンサルタント(CLC, IBCLC)、栄養士。​​NYラクテーション協会メンバー。産後訪問母乳ケア(保険適用可)、母乳育児・離乳食・食の安全・卒乳の定期セミナー開催(日本語)。一児の母。
TEL: 718-926-6074www.vitalchoice.weebly.com

母乳に関する質問募集

7月17日(日)11am~1pm「ヘルシーベイビーセミナー:離乳食×食の安全×卒乳」、2~4pm「妊婦さんのための母乳育児講座」をミッドタウンで開催します。詳細、申込み: www.vitalchoice.weebly.com

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