2016/05/13発行 ジャピオン864号掲載記事

ニッキー香月ののびのび母乳育児

もっと母乳フレンドリーな環境に

 ニューヨーク州では、全米ほとんどの州と同じように、公共での授乳の権利は法律で守られています。とはいうものの、実際散歩中に、息抜きにふらっとカフェなどに入りたいなと思っても、店内で授乳することを考えると、周りの目が気になったり、自分の子供が泣かないかと心配したりする方も多いと思います。

 この3月、イギリスでのことですが、嬉しいニュースが流れました。出産と育児に関するイギリス最大規模の非営利団体「National Childbirth Trust (NCT)」が、国内のスターバックス約800店舗で、(乳首からの)直接授乳とボトル授乳をサポートするキャンペーンを展開するというニュースです。しかも、離乳食用のハイチェアも完備するかもしれないということでした。ニューヨークも10年前に比べると、母乳育児に対して社会の理解も深まり、行政や子育て支援団体による啓蒙運動も功を奏し、気兼ねなく授乳できる公共の場所も増えています。私が所属するニューヨーク・ラクテーション(母乳育児)協会でも、お母さんたちが少しでも安心して育児ができるよう、日々勉強会を開き、ニューヨーク市や州に母乳育児へのさらなる協力と理解を呼びかけています。将来的に、ニューヨークでもスターバックスなどの大規模チェーンとのコラボで、子育て支援キャンペーンができたらいいなと思います。そうやって世界中が、子育て文化においていい意味で刺激しあい、もっともっと子育てに理解のある国、州、市町村が増えるといいですね。

ニッキー香月
Nikki (Naoko) Katsuki

米国・国際認定ラクテーション・コンサルタント(CLC, IBCLC)、栄養士。​​NYラクテーション協会メンバー。産後訪問母乳ケア(保険適用可)、母乳育児・離乳食・食の安全・卒乳の定期セミナー開催(日本語)。一児の母。
TEL: 718-926-6074www.vitalchoice.weebly.com

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