2019/02/22発行 ジャピオン1007号掲載記事

023 ホームクッキングを楽しく学ぶ

ブルックリンのガイドブックの著者が、本で書ききれなかったことやまだまだあるお気に入りスポットを紹介します。「大切な友人に紹介するとしたら?」という目線で選んだとっておき。今週はサンセットパークにある「The Brooklyn Kitchen」です。

The Brooklyn Kitchen
(ザ・ブルックリン・キッチン)

「Japan Village」オープンで、さらに盛り上がりをみせる「Industry City」。以前、中の通路を歩いていたとき、手作りパスタを作っているのが見えて「楽しそう」と思った場所、それが「The Brooklyn Kitchen」です。

ネットでは得られない
「感触」を提供

キッチン用品店として2006年、ウィリアムズバーグでスタート。そのときは「時々」料理クラスを開催する程度でした。09年に広い倉庫跡地に移転しましたが、再開発のため立ち退き対象となり、17年「Industry City」へ。これを機に、キッチン用品店からクッキングスタジオに転向しました。

「私たち講師は、シェフではなくクック(cook)です」と言うのは、共同創業者のテイラー。「20代のころからずっと家庭料理を楽しんできたの」と言うように、彼女たちはレストランで働くプロの料理人ではなく、あくまでも「家庭料理の達人」なのです。

その楽しさを人々に紹介して、コミュニティーを促進するというミッションのもと、10種類以上の料理クラスを開催しています。

そのなかで人気クラスは、パスタやピザの生地作り、ギョーザの包み方、ナイフの使い方など。「日本のストリートフードもすごく人気ですよ」とタイラー。(ちなみに、チキンとネギの焼き鳥、お好み焼き、豚ギョーザ、ユズ海藻サラダの作り方を教えているそうです!)

「今はどんなレシピもインターネットで手に入ってしまうわね。でも私たちが提供しているのはネットでは感じられない『感触』。手で生地をこねたり、指先でギョーザを包んだり…」

料理クラスでチームの結束力を高める

チームビルディングのためにクラスを取る有名企業も多いとか。

「特にテック系で働くエンジニア職が多いです。1日中コンピューターを見ているから、ここでまったく違う脳を使う作業が、チームの団結力に効果ありなんです。みんな楽しんで参加してくれますよ」

クラスは最低催行8人からで最大16人まで。通常の受講費は100ドル。

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「Industry City」のクリエーティブな空間で、さまざまな家庭料理を教えている

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クッキングスタジオに転向したが、調理器具も一部販売

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この日はスタッフらが集まり、テストキッチンを行いながら今後のクラスのアイデアを練っていた

All Photos: © Kasumi Abe (安部かすみ)

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