2018/12/28発行 ジャピオン999号掲載記事

015 BKで「本物の日本食と酒」で勝負

ブルックリンのガイドブックの著者が、本で書ききれなかったことやまだまだあるお気に入りスポットを紹介します。「大切な友人に紹介するとしたら?」という目線で選んだとっておき、今週はパークスロープにある「Wasan Brooklyn」です。

Wasan Brooklyn(和参ブルックリン)

アメリカで日本食といえば、すき焼きやすし、最近はラーメンという印象が強いですが、食通の多いニューヨークでは居酒屋や懐石という言葉も知られ、日本食のイメージが少しずつ広がっています。

そして、すし屋、居酒屋、懐石料理店のどこにも属さない、アメリカ人にとっての新しい日本食の概念をブルックリンで紹介しているのが、このお店です。

手作りへのこだわり

「和参」は、地元産の食材を使った手作りの日本食と旬の日本酒が自慢の店。格式高いウォルドルフ・アストリアホテル内にあった「稲ぎく」で腕を振るった櫻井覚三郎(かくさぶろう)さんと、国際酒ソムリエの免許を持つ小泉聡之(としゆき)さんらが2010年、イーストビレッジで立ち上げました。5年後にブルックリン店を開店。さらに2年後の17年、イーストビレッジ店を閉店し、ブルックリン店1本に集中することになりました。

日本食好きのアメリカ人や日本人が多いイーストビレッジ店は、ツイストをきかせたユニークなメニューが受け入れられていたそうですが、ファミリー層が多く住むブルックリンのこの場所では、顧客の9割以上がアメリカ人。初めのころは「すしがないのならやめておく」という人もいたそうです。「お客さんの反応を見ながら、すしやギョウザなども追加し、少しずつブルックリン仕様にしてきました」と櫻井さん。

創業以来の一番人気メニューはニューヨークタイムズ紙で「もっともセクシーな食べ物」として紹介されたこともある「雲丹ラバー」(7ドル)。口の中でとろける新鮮でクリーミーなウニと、手作りのウニチップのサクサク感が特徴です。オリジナルの「和参純米」(カラフェ16ドル、ボトル54ドル)と一緒にぜひどうぞ。

おせち&大みそかの年越しそばも好評

今年も櫻井さんが手作りするこだわりのおせちを販売(昨年130食分を完売)。大みそかは毎年、カウントダウンパーティーを催します。今年も「海老天年越しそば」(17ドル)やセット(20ドル、ランチのみ)が先着15人分用意されます。お見逃しなく。

 

999_brooklyn_1

日本酒好きが集まるカウンター。酒ソムリエの小泉さんが、料理に最適のドリンクを選んでくれる

999_brooklyn_2

「Uni Lover(1ピース$7)」。ニンニクフレーバーのピーナッツオイルがかかっている

999_brooklyn_3

︎同店オリジナル「和参純米」

バックナンバー

NYジャピオン 1分動画


ただいま配布中発行

特集
夏だけ入島できる特別なリゾートとして、ニューヨ...

   
Back Issue 2019
Back Issue 2018
利用規約に同意します