2018/09/21発行 ジャピオン985号掲載記事

001 ミシュラン二つ星 新たな食の冒険ができる店

ブルックリンのガイドブックの著者が、ガイドブックで書ききれなかったことや、まだまだあるブルックリンのお気に入りスポットをナビゲートします。今週の「私のとっておきスポット」は、ウィリアムズバーグにある「Aska」です。

Aska(アスカ)

皆さんはじめまして。今週から私の愛するネイバーフッド、ブルックリンのとっておきスポットを紹介することになりました。どうぞよろしくお願いします。

さてニューヨークに住んでいると、居酒屋、ラーメン、すしなど日本食はもちろん、ハンバーガーにメキシカン、中華にシシカバブetc…と、世界旅行ができるくらい、どこの国の料理も気軽にアクセスできますよね。ニューヨーク在住歴が長くなってしまった私も、だいたいのものはこの街で食べてきましたが、世界はやっぱり広かった!まだまだ食べたことがない料理もたくさんあります。そんな「おそらく皆さんもあまりなじみがないのでは?」と思う料理が、ここアスカでいただけます。

開店4カ月でミシュラン2星獲得

アスカはスウェーデン出身のフレドリック・バーセリウス(Fredrik Berselius)が手掛け、北欧料理にルーツを持つ、ニューヨークスタイルのレストランです。2016年のオープンからたったの4カ月で、ミシュラン二つ星を獲得した、すごい店なのです(二つ星は現在まで更新中)。

そんな才能を放つイケメンシェフ、フレドリックですが、かつてはプロのスノーボーダーになることを夢見ながら実現できず、将来の自分に不安を抱えていた、どこにでもいるような若者でした。建築やデザインの勉強をしたり、バイクメッセンジャーやモデルの仕事をしながら、マンハッタンの某高級レストランにレジュメを直接持参して働き始めたことから、調理の基礎を築き、セレブシェフとして開花した大変な努力家です。

新たな食の冒険ができる店

アスカに行くとまず苦手な食材を聞かれます。アボカドが嫌いな友人は「大丈夫。うちでは使ってない食材です」とサーバーに言われました。ここでは、ビーフ、カタツムリ、魚介類、海藻、キノコ類、ベリーなど、フレドリックが食べて育ったなじみのある故郷の食材を使った料理が、まるで芸術品のようにクリエートされます。中には、アップステートにあるセカンドハウスや、店に併設したガーデンで栽培した食材も。「新たな食の冒険」がコンセプトで、「Lichen」という地衣類(コケの一種で磯のような独特の香りが特徴。キャラメルクリームやスプルース酢など甘酸っぱいだし入り)や、「Mignardises」という豚の血を使った生チョコなど、「わぁ〜これ何!?」と、食事中に何度言ったことか。

チップ込みで185ドルか265ドルの2種類のコースは、ここぞという特別な日にどうぞ(要予約)。地下スペースとガーデンは予約なしで、ドリンクだけでも利用できますよ。

 

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クロスグリの実が入った、120日熟成リブアイステーキ

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Birchwood(カバ材)で作られた、キノコ入りアイスクリーム。おいしい!

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19世紀の倉庫をリノベーションした広くて暗めのダイニングが、いかにもブルックリンらしい

NYジャピオン 1分動画


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