常に変化し続ける刺激的な街、東京――。ここ「東京バー」は「東京の今」をリアルに表現したユニークな店だ。まず圧倒されるのは、東京をリードするクリエイターたちが創り出した空間。マンガを大胆に配置した天井はmashcomix、ロゴデザインは佐藤可士和氏、文庫本アートは施井泰平氏、メイド風の女の子をあしらったパウダールームはチーム・ラボ。ポップで勢いのある、でも不思議に懐かしい雰囲気だ。料理のコンセプトは「ニュー・ジャパニーズ・コンフォート・フード」。コンフォート・フードとは、落ち込んだ時や寂しい時に元気になれる食べ物。20〜30代の日本人が時々無性に食べたくなる味は寿司や天ぷらではなく、オムライスやナポリタンなどいわゆる「日本の洋食」だろう。この店には、そんな胸がキュンとなる味が並ぶ。
人気の一品は、ジュージュー音を立てる鉄板にのった「ハンバーグ・ステーキ」。半熟の目玉焼きを割って特製デミグラスソースと絡めて口に運ぶと「そうそう、この味!」と膝を打ちたくなる。酒類やデザートも、慣れ親しんだ安心感のあるラインナップを楽しめる。東京のカフェでカフェ飯を食べる感覚で気軽に遊びに行きたい店だ。
ネオン管の照明が目を引く
一見カジュアルだが、丁寧に作り上げた本格的な味。サイドのマッシュポテトやほうれん草は、ハンバーグになくてはならない存在だ。ごはん付きで17ドル。