2016/01/08発行 ジャピオン846号掲載記事

グルめぐり

ハンバット

スクリーンショット 2016-01-07 18.41.58

米軍食糧を具材に使った、朝鮮戦争の副産物「プデジュンゴル」。今や韓国を代表する鍋料理。4人分40ドル95セント

Han Bat

TEL
212-629-5588
MAP
53 W. 35th St. (bet. 5th & 6th Aves.)

豪快! みんなでつつく部隊鍋

 コリアタウンの老舗ハンバットで圧倒的人気の鍋料理が、プデジュンゴルこと「部隊寄せ鍋」。朝鮮戦争(1950〜53年)中に在韓米軍の支援物資や放出食材を使って考案したのが起源といわれる。

 牛のスープと昆布だしを合わせただしに豆腐、エノキ、クレソン、白菜などの野菜類と、豚肉、韓国餅が入り、キムチで調味。卓上コンロを使い直径30センチ強の大きな鉄鍋でグツグツ煮れば、見ているだけで体が温まる。

 「具材で忘れてならない必須アイテムがソーセージとスパムです」と強調するのは、マネジャーのムンさん。今となってはありふれた保存食だが、当時は米軍から流出した貴重なタンパク源。「部隊」の名前の由来もここにある。

 もう一つ、インスタントラーメンが鍋の中央に丸ごと浮かぶのも特徴。ラーメンがゆだったら食べ頃。だしとキムチ、そしてわずかに入っているチーズの効果でじんわり辛く、かつ酸味のあるスープを、麺や野菜に絡めていただけば、内臓の奥からポカポカと温まる。

 特に、たっぷり汁を吸って柔らかくなったスパムは、程よく塩気も抜け、すっかりアジアの味に生まれ変わっている。限られた条件の下で庶民の工夫でできた鍋には、底なしのパワーを感じる。家族や友達とわいわいつつき合うのがいい。「お酒は絶対マッコリよ」とムンさん。鍋の辛味に微発泡濁り酒の〝涼味〟がよく合う。

魚介類のうまみたっぷりのスンドゥブ。13ドル95セント
部隊寄せ鍋にはマッコリを。低アルコールで料理を邪魔しない。20ドル

ハンバット

スクリーンショット 2016-01-07 18.41.58

米軍食糧を具材に使った、朝鮮戦争の副産物「プデジュンゴル」。今や韓国を代表する鍋料理。4人分40ドル95セント

Han Bat

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53 W. 35th St. (bet. 5th & 6th Aves.)

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