2015/12/25発行 ジャピオン845号掲載記事

グルめぐり

麺徳

スクリーンショット 2015-12-30 21.06.23

「源流ラーメン」。日本で4店舗展開する「赤のれん」の伝説的・人気メニュー。豚骨スープの持ち味を生かすため、タレは濃口しょうゆベース。9ドル80セント

Mentoku

TEL
212-956-1784
MAP
744 9th Ave. (bet. 50th & 51st Sts.)

この味はオヤジさんの遺言

 とかくニューヨーク市のラーメンは「アメリカ人向きの味」と言われがちだが、11月に上陸した「麺徳」の「博多源流ラーメン」は、かたくなに日本のスタイルを貫いている。

 唇に触れただけで、向こうから口中に滑り込むほどクリーミーな豚骨スープは、げんこつ(大腿骨)や背骨などさまざまな部位を15時間煮込んだもの。豚骨1キロ当たり3人分しか取れない濃厚スープが、バリカタ(通常よりかなり固め)にゆでた特注平打ち細麺によく絡む。「少加水」と呼ばれる水分の少ない製法で、麺が伸びにくいそうだ。

 トッピングは、ニューヨーク州産の豚バラを自家製タレであっさりと煮たチャーシューと、小ネギ、自家製メンマのみのシンプル勝負。濃厚な口当たりの割に、食後感がサッパリしている。

 「極力、脂は使っていません。豚骨のうま味をいかに出すかが勝負どころです」とオーナーシェフの岡田康男さん。博多の老舗「赤のれん」の職人の下で7年修行した後、同東京店で14年勤務。岡田さんが「オヤジさん」と呼ぶこの職人、めったにのれん分けをしないが、特別に許しを受け飯田橋に自分の店を持った。その先代の夢が、「赤のれん」の海外進出。残念ながら4年前に亡くなったが、岡田さんが遺志を継いで今回、悲願のニューヨーク出店を成し遂げた。「だからオヤジさんの味を変えるわけにはいかないんです」。

ラーメンのトッピングはつまみでも楽しめる。15ドル
隠れ家的魅力がある店。赤い壁は日本の左官職人が塗った。全20席

麺徳

スクリーンショット 2015-12-30 21.06.23

「源流ラーメン」。日本で4店舗展開する「赤のれん」の伝説的・人気メニュー。豚骨スープの持ち味を生かすため、タレは濃口しょうゆベース。9ドル80セント

Mentoku

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212-956-1784
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744 9th Ave. (bet. 50th & 51st Sts.)

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