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05|Vol. 888|Friday, October 28, 2016®Weekly NY Japion2016年10月28日号(No.888)______________President / Publisher大西 仁 Hitoshi OnishiEditor in Chief田中真太郎 ShintaroTanakaAya MinamiDesigner須藤幸子 Sachiko Suto 吉田和恵 Kazue Yoshida 林敦 Atsushi Hayashi 平賀マリー Marie HiragaSales二ノ宮祥子 Sachiko Ninomiya 太田一希 Kazuki Ota 吉野雄介 Yusuke YoshinoAccounting釼持雅代 Masayo KemmochiMember, TPNY, LLC 新谷哲士 Tetsuji ShintaniTrend Pot NY, LLC40 Exchange Pl., Suite 1902 New York, NY 10005TEL: 212-431-9970TEL: 1-800-535-6863FAX: 212-431-9960 www.ejapion.com info@trendpot.com©2016 Weekly NY Japion本紙掲載の記事・写真の無断複 写、複製、転載を禁じます。本紙に 掲載された広告内容に関しまして はジャピオンは一切責任を負いか ねます。記事提供:共同通信社 ______________Weekly NY Japion は、トライステ イトエリア(NY・NJ・CT)とボストン、ワ シントンDCエリアで毎週24,000部発 行 し て い ま す 。一 部 レ ン タ ル ビ デ オ店によるマンハッタン地 区オフ ィスデリバリーでも入 手 できます 。 www.ejapion.comでもジャピオンの 記事がご覧になれます。                    Goodreads www.goodreads.com  約5500万人が会員登録している、本の                                       「A Tree Grows in Brooklyn(ブルックリン横丁)」Betty Smith・著/2006年/Collins ベティー・スミスの自伝的小説で、代表作。1900年代初頭のブルックリン区ウィ リアムズバーグで、貧しいながらも助け合って生活する、家族の絆を描く。現在の ハイエンドなウィリアムズバーグとは異なる、当時の人々の暮らしぶりにも着目しよ う。同書を原作とした同名映画も、アカデミー賞2部門を受賞した名作。  「労働者階級の女性の視点からニューヨークを描く、古典的名作です」(アシャEditorレビューサイト。およそ1.5億冊の本に対する評価が読める他、自分の好きなジャンルを登録しておけば、そのジャンルの中で人気のある本や、新刊本の情報がマイページに表示される。また、それぞれ ンティさん) の本に対し「読みたい」「読書中」「読了」の3段階のマークを付けられるので、南 あや日々の読書の記録としても活躍。  毎年11月には、会員の投票で選ばれる独自の賞「ベストブックス」を発表。ロ マンスやSF、コメディーなど全20の部門別に、その年の大賞を発表する。今年 の投票は11月1日(火)から実施。SparkNotes www.sparknotes.com  名作文学を短くまとめた概要や、読み方のコツなどを解説するウェブサイト。「トゥ・キル・ア・モッキングバード(アラバマ物語)」や 「1984」、「オリエント急行の殺人」など、500 作以上がピックアップされている。英語の読 解につまずいたり、ストーリー展開に混乱した時に活用しよう。No Fear Shakespeare http://nfs.sparknotes.com シェークスピアの作品を気軽に読みたい 人をサポートするウェブサイト。それぞれの 作品で、古典英語で書かれた原文が左に、現 代英語訳が右に並べて表示される。二つの 文章を読み比べることで、シェークスピアが 本来意図していた文章のニュアンスをつかむことができる。  現代ではなじみのない単語には簡単な注釈が付いているので、当時の文 化を学びながら読めるのも魅力。English Is Not Easy: A Visual Guide to the LanguageLuci Gutiérrez・著  スペイン・バルセロナ出身の作者が、ノンネーティブの目                               「Extremely Loud and Incredibly Close (ものすごくうるさくて、ありえないほど近い)」Jonathan Safran Foer・著/2006年/Penguin Books Ltd  9.11テロで父を失った、アスペルガー症候群の少年オスカーが、謎解きのためにニューヨーク中を走り回る冒険劇。2011年に映画化された。読者が視覚的にも 作品を楽しめるよう、本文の間にところどころ、イラストや写真を織り交ぜているの も本書の特徴。  「9.11を経たニューヨークの、悲しみと希望が込められています(」ロリさん)                 「Here Is New York」E. B. White・著/1999年/Little Bookroom 「スチュアート・リトル」や「シャーロットの贈り物」などで有名な小説家E・B・ホワイ トが、1948年に執筆したエッセー。ニューヨーク出身のホワイトが、市内を散策中に 遭遇した出来事を面白おかしくつづっている。ニューヨークタイムズ紙が、ニューヨ ークを題材にした名作エッセーの一つとして、この本を挙げていることでも知られる。  「美しく読みやすい文章なので、英語読者初心者におすすめです(」ロリさん)                  「How It Ended」Jay McInerney・著/2010年/Vintage ニューヨークが舞台の小説「Bright Lights, Big Cit(y ブライト・ライツ、ビッグ・シ線で、英語表現や文法を紹介するイラストブック。基本的な ティ)」で知られるジェイ・マキナニーが、同作から25年経ってから改めてつづる、ニ発音から、間違えやすい助動詞の覚え方まで幅広くカバーし ていて、実用性も高い。ブラックユーモアが効いた会話のテ ーマや、ちょっと過激な大人向けのイラストが満載なので、 英語読者上級者でも読み物としても楽しめる。ューヨークにまつわる短編作品集。ニューヨーク在住の弁護士が、休暇中にバージ ン諸島で遭遇する運命を描く「How It Ended」など、26編を収録している。  「ナルシズムと自己嫌悪感の両面を持っている主人公たちが特徴。F・スコット・ フィッツジェラルドの作品と通じるものがあります(」秦さん)


































































































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