Page 3 - NY JAPION
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03|Vol. 852|Friday, February 19, 2016 COVER STORY10グレッグ・メイさん アイオワ州出身。ボードゲームカ フェ「ザ・アンコモンズ」オーナー壁一面に積み上げられたボード ゲームの中から、好きなものを自 由に選べるも しており、中にはここでしか手に入らないゲームもThe Uncommons230 Thompson St.TEL: 646-543-9215 www.uncommonsnyc.com同同店店ででははボボーードドゲゲーームムのの販販売売もボードゲームなんてもう古い、と思ったら大間違い。 今号では、大人も子供もとりこにする魅力に迫る。ま た、自称「ゲームソムリエ」が一押しのゲームをご案 内。みんなで一緒に遊んでみよう!店内で販売されている軽食やドリンクを傍ら に、ボードゲームを楽しむことができるボードゲームに魅せられて。ボードゲームは色あせない アナログな魅力いるでしょう。だからこそ、 人と人が直接向き合って、 笑い合うことができるボー ドゲームのアナログな魅力 が際立つんだ」と語る。ボードゲームの魅力に迫るべく、ボードゲームカフ   近くにある大学の学生ェ「ザ・アンコモンズ」のオーナーで、大のゲーム好き として知られるグレッグ・メイさんに話を聞いた。から会社員、週末には家族 連れと、客層は幅広い。実 はカップルの来店も多く、  グリニッジビレッジの大 学街にあるカフェ「ザ・アン コモンズ」。中に入ると目に 飛び込んでくるのは、壁一 面を覆うボードゲームの 数々。収蔵数は1000点 を超え、米国最大級の「ボ ードゲームの図書館」とし て知られている。ったボードゲームの数が2 00個を超えて、ガールフ レンドにどうにかしろって 怒られたんだ。それでカフ ェを作って、置き場にしちゃ ったんだよ」とちゃめっ気た っぷりの笑顔をみせる。「デートスポットとしても 人気があるんだよ。ちょっ と意外でしょ」とメイさん。 気になる相手と初デート。 話が盛り上らなかったらど うしよう...なんて不安が あるときにも、ボードゲー ムがあれば話が途切れる 心配がなく、リラックスし て楽しめるのだとか。ながら土地を開拓してい たりして、友達を作れずに  1人5ドル(週末、祝日 は ドル)を支払えば、自 由にゲームを選んで遊ぶこ とができるというユニーク なコンセプトが人気を呼 び、朝から晩まで客足が途 絶えることはないという。  幼い頃からボードゲー ムが大好きな、ちょっと「オ タク」な少年だったという メイさん。ビデオゲームや オンラインゲームにはな い、ボードゲームならでは定番よりも新作を  同店をオープンしようと思ったきっかけは? と、オーナーのグレッグ・メイ   「今の時代、生活のあら さんに尋ねると、「自宅にあ ゆる面がデジタル化されて『Pandemic』(ページ5で紹 介)。店で人気なのは、天然 資源を対戦相手と交換し言葉の壁を越える喜び人と向き合う楽しさー」に手を伸ばすお客さん す。 も多いそうだ。そんなとき   「例えば『Dixit』というゲ にメイさんは、「新しいゲー ームは、一人がカードを引 ムにチャレンジするべきだ。 いてその絵柄から連想する 新しいものの方が、ルール 言葉を言い、他のプレーヤ が精巧で、短い時間で楽し ーがその絵柄を当てるとい める優れものが多いから」 うもの。これなら英語がその魅力は「Face to Face」に あるという。  「僕のお気に入りは、参 加者が対戦するのではな く、地球を守るために協力 するという発想が新鮮なとアドバイスするという。  れほどできなくても、各国 の仲間と一緒にやったら楽 しいよ。うちの店には世界 中から人が集まるから、友 達を作りに遊びに来てほしく『Catan』だね」 いる人に向けてメイさん   たくさんのゲームを前に は、「言葉の壁を越えて友 どれで遊ぶか決めかねて、 達を作りたいなら、ボード ついつい定番の「モノポリ ゲームは最適だよ」と話  英語があまり話せなかったり、人見知りな性格だっ い」とメイさんはほほ笑む。


































































































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