コロナ規制を無視 営業続けた経営者を逮捕<スタテンアイランド>

新型コロナウイルス感染防止を目的としたニューヨーク州・市の規制に違反して営業停止となった、スタテンアイランドのバーが、同店前の路上を「自治区」と宣言し、先月29日も営業を続けた。同日付ニューヨーク1が伝えた。

同区グラントシティーのバー「マックス・パブリックハウス」の経営者は、先月20日以降、州や市の公衆衛生上の規制には一切従わないと宣言。同店は規制違反で数千ドルの罰金が科され、酒類販売免許も失い、営業停止命令を受けたにもかかわらず、営業を続けた。

同店は、「ロックダウンは小規模事業者に負担を課す不要な措置である」と主張。同店のある地区は、屋内飲食を禁止するオレンジゾーンにあるが、先月29日には屋内飲食する人々が見られた。

地元メディアが同店を訪れた際、寄付を行う女性や、同店の主張に賛同する人々が他地区からも訪れていた。

今月1日には地元住人ら50人が平和的に抗議する中、経営者が行政の妨害を含む複数の罪で逮捕された。

関連記事

NYジャピオン 最新号

Vol. 1245

春到来! 週末のプチお出かけ 〜ハドソン川流域・キャッツキル山麓編〜

桜の花も満開を迎え春の行楽シーズンがやって来た。ニューヨーク市内から日帰りできるハドソン川流域・キャッツキル山麓の人気のスポットを紹介しよう。

Vol. 1244

オーェックしよ

コロナ禍で飲食店の入れ替わりが激しかったニューヨーク。パン屋においても新店が続々とオープンしている最近、こだわりのサワードウ生地のパンや個性的なクロワッサン、日本スタイルのサンドイッチなどが話題だ。今号では、2022年から今年にかけてオープンした注目のベーカリーを一挙紹介。

Vol. 1243

お引越し

新年度スタートの今頃から初夏にかけては帰国や転勤、子供の独立などさまざまな引越しが街中で繰り広げられる。一方で、米国での引越しには、遅延、破損などトラブルがつきもの、とも言われる。話題の米系業者への独占取材をはじめ、安心して引越しするための「すぐに役立つ」アドバイスや心得をまとめた。