2015/11/13発行 ジャピオン839号掲載記事

DC暮らし

日置雅子(もとこ)さん

 「家族で名古屋周辺の博物館や美術館、図書館、展示会を回るのが週末の定番コースでした」

 両親共に小学校教師で、幼少時から、見て、考えて、答えを見つける、ことを日常から教えられて育った。大学在学中に学芸員の資格を取得、その後、米国の大学院で博物館学を学んだのも、幼い頃の体験によるところが大きい。

 現在、スミソニアン国立郵便博物館のミュージアム・エデュケーターとして、子供向けツアーや教育プログラムを考案、運営するのが仕事だ。「日本で公務員を目指したこともありますが、気付けば私も教育分野で仕事をしていました」と笑う。弟は両親と同じ教師の道を選んだ。

 自分以外ほぼ米国人、という職場環境の中で、仕事の成果を上手くアピールできず、悩んだ時期もあったが、自然とそのスキルも身に付き現職に就いて6年。子供たちが博物館を訪れ、楽しんだり、新しい発見に出合う姿を見るのが一番の喜び。一方で「答えは簡単には与えない」がポリシーで、自分がそう教えられたように、子供たちに「いかに考えさせ、答えを見つけさせるか」を念頭に置いてプログラムを組み立てている。

 近年米国では「ノン・トラディショナル・ラーニング(学校以外での学び)」が推奨されているが、「今後も仕事を通してこの学習法に携わりたい」と意気込む。現在は来年2月に控えた中高生向けプログラムの準備に忙しい。 (吉野麗子)

年に数回行う「ファミリーフェスティバル」には、子供向けの本の著者もゲストで訪れる

テーマ「人」

スクリーンショット 2015-11-19 17.06.48

日置雅子(もとこ)さん

スミソニアン国立郵便博物館のミュージアム・エジュケーター。高校、大学時代に米国留学を経験。京都女子大学、ジョージワシントン大学大学院卒。2009年から現職。

The National Postal Museum

WEB
http://www.postalmuseum.si.edu
MAP
2 Massachusetts Ave., NE Washington, DC 20002

バックナンバー

NYジャピオン 1分動画


ただいま配布中発行

巻頭特集
人気が過熱するブルックリン区ウィリアムズバーグ...

   
Back Issue ~9/7/2018
Back Issue 9/14/2018~
利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント