2015/10/02発行 ジャピオン833号掲載記事

DC暮らし

ビューカー清美さん

 「私は将来、米国の南部で暮らしていると思う」。高校生の頃に見た映画「風と共に去りぬ」に感銘を受け、卒業文集にそう書き込んでいた。米国に行きたい一心で留学を決心。将来の夫とも留学先で出会った。

 米国人の夫と結婚し、移住することになったビューカーさんだが実際に始めた米国での生活は「食事を作って掃除する以外何もやることがなく、つまらなかった」と言う。そこで就職活動をしたところ、日本大使館に採用された。

 当時の大使館の上司が、ホワイトハウスでソーシャルセクレタリーも務めた経験のあるキャシー・フェントンさん(写真右)。「彼女のやることを全て見て、まねして仕事を覚えていった」と言うビューカーさんは、その才能をめきめき発揮していった。今では大使館のソーシャルセクレタリーとして主に大使夫人の手掛けるイベントにおいて、招待状文案からデザイン、客リスト、メニュー、飾る花、テーブルコーディネート、余興まで全てアレンジしている。同館の大黒柱的存在だ。

 20年以上の経験を持つビューカーさんだが「各大使夫妻はやりたいことがそれぞれ、おありになるので『前例はこうでした!』とは私からは絶対に言いません」と話す。仕事のコツは「自己主張し過ぎず、常に謙虚に感謝の気持ちを持つこと」だと言う。

 自己主張が激しい米国に居ながらにして、日本の大和撫子らしい仕事ぶりが皆から愛される秘訣(ひけつ)のようだ。 (KEN)

テーマ「人」

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ビューカー清美さん

在米日本国大使館ソーシャルセクレタリー。ノートルダム大学卒。1994年から日本大使館に勤務し、歴代駐米大使6人に仕える。

Embassy of Japan in the United States of America

WEB
http://www.us.emb-japan.go.jp/j

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