2019/01/11発行 ジャピオン1001号掲載記事

集まれ みんなの広場

子育て支援広場「ぽっぽ」

育児コミュニティー発信地
つながる交流の場に

「子育て支援広場『ぽっぽ』」は、未就園のお子さんとその保護者たちが集い、子育ての輪を広げる交流の場です」と話す、ニューヨーク育英学園・フレンズアカデミーディレクターの河野(こうの)茂さん。アカデミーが運営する教室には、毎月1回親子が気軽に集っている。

指導に当たる同学園の阿部さやか先生と武田貴世子先生の他に、日本の臨床心理士資格を持つ福岡優子先生がサポートにつく。

電車セットやゲーム、塗り絵、おもちゃの車やぬいぐるみなどを使って遊ぶ40分ほどの「自由遊び」の時間から始まった。子供たちは遊びを通して、親同士は雑談を通して仲良くなっていく、大切なコミュニケーションの時間だ。「おうちでは日本語ですか?」「生まれはこちらですか?」と、先生たちも親子の間を回りながら気軽に話し掛けている。

「おかたづけ〜、おかたづけ〜」と阿部先生が歌い出すと、親子みんなで遊び道具を片付けて輪になって座り、手遊び歌が始まった。「とんとんとんアンパンマン」「まつぼっくり」「きのこのダンス」に合わせて、手振りを付けて歌い、子供たちが飽きないように、テンポよく続いていく。

毎回季節にちなんだものを、身近にある素材を使って作る時間が組み込まれていて、この日は、紙粘土で「カップケーキ」を制作。阿部先生が紙粘土をこねて、「長くなったら、ヘビさん。小さくして、こうしておだんごに」とやってみせると、子供たちは目を輝かせながら、紙粘土をこねて遊んでいた。

アッパーウェストサイドから初参加のアッシュくん(1歳6カ月)のママ、マンシーさおりさんは、「昨年ロサンゼルスから引っ越してきましたが、こちらは冬が長くて外で遊べる場所がなくて困っていました。きょうは息子も同年齢の子供たちと遊べて楽しそうで、社交性も身に付くのでとてもいいです。おやつの前に手を洗うといったマナーを教えてくれるのもいいですね」と、今後も参加したいと話した。

アッパーイーストサイド在住の晃希(2歳8カ月)くんのママ、堀川綾子さんは、「子供に友達と遊んでもらいたいことと、私自身も他のお母さんたちと友達になりたくて参加していて、皆さんと気軽に情報交換をしています。自宅でやることが難しい工作などが体験できるのも気に入っています」と話す。 

友人の紹介で参加して6回目になる新井知華さんは、「ここは、娘の三久(2歳)が日本語で話せて遊べる最適な場所です。習った『おかたづけのうた』を歌いながら自分で片付けをし、基本的な挨拶もできるようになりました」と顔をほころばせていた。

イベント終了後も30分間会場を開放して、親同士や先生が交流を深め、子育て中の悩みも気軽に相談できるようにしている。河野さんは「親御さんには日本語で気軽に相談して、子育てを楽しんでほしいです」と話していた。

おもちゃ遊びや工作、リズム体操など、親子で楽しめる活動が用意されている
子育て中の母親が、いつでも気軽に参加できると好評。
保護者や子供同士の交流のために、毎回40 分ほどの自由遊びからスタート
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河野茂さん
子育て中の保護者の皆さんに気軽に来ていただける、「発信地」づくりをしています。ここには臨床心理士などのスペシャリストもいるので、子育ての悩みも相談しやすいはずです。コミュニティーを持っていないお母さん方も多いと思うので、ぜひここで知り合いや友達を作って、育児を楽しんでください。

メンバー募集中

Kosodate Shien Hiroba Poppo

毎月1回金曜日の午前10時から11時30分まで、アッパーウェストサイドのNY育英学園フレンズアカデミーで開催。対象は就園前の子供とその保護者。一家族30ドル(スナック付き)

【会場/問い合わせ】
310 W. 103rd St.
TEL 212-935-8535
kosodate.nyikuei@gmail.com

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