2018/11/16発行 ジャピオン993号掲載記事

集まれ みんなの広場

HISALO(日サロ)

アーティストが集う
夢を実現するサロン

映像ディレクターの水上雅裕(のりひろ)さん、俳優の松坂龍馬さんと川上洋一郎さんの3人が昨年始めた、サロン形式でアーティストが集う会「HISALO(日サロ)」。

「ニューヨークで活動するアーティストたちが、ここで知り合ってお互いのプロジェクトを手伝ったり、意見を言い合ったりして、それぞれの夢を実現させていく集まりです」と松坂さんは話す。過去には水上さん製作のドキュメンタリー映画の上映会や、川上さんの写真集の紹介などを行ってきた。

この日はブルックリン区グリーンポイントのスタジオで、鍋を囲んでの開催となった。料理の腕前には自信があるという松坂さんが、「まずは胃袋からつかみます」と笑う。みんなで鍋を突ついてワインを飲んでいるうちに、どんどん会話も弾んできた。

「ニューヨークでの働き方」や「米国のブーイング文化」などについて語り合った後、川上さんがプロジェクターを使って、スタジオ運営に関するプレゼンを行った。

「みんなが集まれる場所があると、もっと活動しやすいはず」との川上さんの意見に、「自分の作品を表現できる場所は必要不可欠」「何か一つのものをみんなでクリエートするためにも、集まれる場所が必要だね」と意見が一致。

「でもどうやって運営していけばいいかな?」「家賃の高いこの街で、運営を持続するのは大変」「維持することに頑張り過ぎてしまうと、大事なことがおろそかになりかねないし」「そこをどうクリアにしていくかが課題だね」と、次々に意見の交換が行われた。

日サロで知り合ったヘアメークアーティストと意気投合し、一緒に仕事をすることになったという写真家の竹内理奈さんは、「この街はオープンに話せば夢が広がっていく可能性がたくさんあります。でもクリエーター同士が意見を言い合える場って意外と少なくて、つい自分だけの視点になりがちなので、こういう場があると向上できます」と目を輝かせる。

「今夜はきっとすてきな人がいっぱいいると期待して来ました」とほほ笑むのは、ヘアスタイリストの市川浩司さん。「さまざまな職種の人達と出会って仕事でつながれる魅力的な会なので、とても刺激になります」と、初参加で得たものは大きかったようだ。

川上さんは「ただイメージでぼんやりとした夢を語るのではなく、夢を実現できる力のある人たちが集まって、具体的な話ができる会です。みんなで熱くなれるものをつくっていきましょう」と語った。

HISALOは「日が昇るサロン」という意味で、さまざまな活動を行うアーティストたちが自由に語り合うサロン形式を取っている
この日はアクター、写真家、ヘアスタイリストなどが参加した
川上さんがスタジオ運営に関する企画書を発表し、前向きな意見が飛び交った
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松坂龍馬さん
ニューヨークで活動しているアーティストたちが集まり、ワクワクし合える場を持ちたいと立ち上げました。具体的なアート活動やプロジェクトの実現を目指す場です。自分の企画や仕事に対し、ジャンルの違う人たちの視点からオープンに語り合います。ニューヨークは、話してみてそこから活動が広がっていく可能性がある街なので、このサロンでいい出会いをしてもらいたいです。

メンバー募集中

HISALO

月1回開催していく予定。具体的な夢や目標を持っている人なら誰でも歓迎。参加無料。会場は不特定。希望者はウェブサイトから連絡する
【問い合わせ】www.successinnyc21.wixsite.com/hisalo

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