2018/04/20発行 ジャピオン963号掲載記事

集まれ みんなの広場

ステップス・オン・ブロードウェー

プロも初心者も一緒に
基本を楽しく学ぶバレエ

日曜日の朝、アッパーウェストサイドのダンススクール、「ステップス・オン・ブロードウェー」で、生徒たちが入念にウオーミングアップを行っている。毎週日曜日に開講しているこのベーシックレベルのクラシックバレエのクラスは、オープンクラス。参加者のレベルは全くの初心者から、アメリカン・ダンス・シアターやニューヨーク・シティー・バレエの団員までと幅広い。
「もともとプロや経験者を教えていたので、最初はベーシッククラスを受け持つのはあまり乗り気がしなかった」と笑うのはクラスを指導するダニエル・カタナックさん。しかし、実際に始めてみると、最前線で活躍するプロと、全くの初心者が、それぞれ成長していく姿を見ることが、「驚くほど面白い」のだという。クラスは瞬く間に人気が出て、今では40人ほどが集まる。
レッスンは、まずバーを使いながらゆっくりと基本の足のポジションやプリエ、ジャンプなどの動きを確認していく。カタナックさんは生徒の間を回りながら、「中指の力を抜いて」「重心をスッと上に持って」と、一人ずつのポーズや動きを微調整していく。クラスが中盤に差し掛かるにつれ、練習するルーティンも少しずつ複雑になってきた。
カタナックさんがやってみせるお手本を、教室の後方から見詰めるのは、バレエ・アカンパニスト(バレエの伴奏をするピアニスト)を務める平沢あやこさん。動きから瞬時に判断して、テンポがピタリと合う、踊りやすい曲を演奏する役割を担う。「毎回同じ曲ではなく、振り付けの雰囲気やクラスの温まり具合にも合わせて弾きます。即興性が問われますね」と語る。
「先生は生徒が、あと一歩成長できるように、教えるのがうまいんです」と話すのは、バレエ歴6年、ミュージカルや映画などに出演しているジェフリー・サルスさん。「個人を指摘するのではなく、グループで楽しみながら、もうひと頑張りさせられます」と話す。
大人になってからバレエを習い始めたという谷澤ひろみさんは、「プロのダンサーの素晴らしい動きを間近で見ると、イメージトレーニングができていいです。先生は、上級者ではない生徒がドキドキしないように工夫してくれるので、安心です」とうれしそうだ。
受講歴2年、彫刻家のリスベス・マコーイーさんは、「興味深いのは、私たちアマチュアダンサーだけではなく、プロのダンサーにも常に改善点や挑戦すべきことがあるということですね」と笑顔を見せた。

ステップス・オン・ブロードウェーが主宰するベーシックバレエクラスは、プロも初心者も一緒にレッスンするのが特徴
ダニエル・カタナックさんの丁寧な指導で、多いときは40人が参加するそうだ
アカンパニストの平沢さんの軽やかな生演奏が教室に響く
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ダニエル・カタナックさん
 「あなたの性格は初心者向けのクラスに向いてる」と学校側に勧められて始めました。全くの初心者を一から教えてみて、バレエが少しずつできるようになっていくのを見るのは、とても面白くてやりがいがあります。有名なカンパニーの団員から初心者まで、さまざまなレベルの生徒がいるので、上級者にも面白く、かつ初心者にも楽しんでもらえるクラスになるよう心掛けています。まったく経験のないところから、バレエの教室に飛び込むのはとても勇気がいることだと思います。老若男女問わず誰にでも楽しんでもらえるクラスですし、アジア人の生徒や日本語を話せる生徒もいるので、なじみやすいと思いますよ。ぜひ遊びに来てください。

メンバー募集中

Steps on Broadway Basic Ballet

毎週日曜日午前11時から12時30分、アッパー・ウェストサイドのSteps on Broadway(2121 Broadway)で開催。
【問い合わせ】
info@stepsnyc.com

WEB
http://www.stepsnyc.com

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