2018/03/16発行 ジャピオン958号掲載記事

集まれ みんなの広場

ニューヨーク・オールジャパン・ラグビークラブ

目標はジャパン杯奪回
アットホームかつ真剣に

 氷点下の土曜日の朝、ランドールズ島のフィールドに「ニューヨーク・オールジャパン・ラグビークラブ」のメンバーが集まってきた。1986年結成とその歴史は古く、全米5都市のチームが集まり毎年開催する「USラグビー・ジャパンカップ」では4連覇を果たしたこともある実力派チームだ。

 現在のメンバーは20代前半から50代、初心者からラグビー歴40年のベテランまでさまざま。この日はウオームアップの後、攻守に分かれてパス回しの練習を行った。お互いに声を掛け、パスの流れや動きを丁寧に確認し合う。ボールを手に取ると、各自スッと真剣な眼差しになるが、練習は始終和気あいあいとした雰囲気で進む。

 休憩を挟み後半は実戦形式でのミニゲームが行われた。オフェンス側は素早いパスを繰り返し、ディフェンスをかわしていく。練習ではタックルをしないが、ディフェンスも体を張ってその進行を阻む。

 「うちはラグビーをよく知っている熟練選手が多いのが特徴。最近増えてきた初心者のメンバーによる底上げも図りながら、チーム全体のレベルを上げていきたい」と、キャプテンの須永裕太さん(SO)は語る。

 ラグビー歴40年の友澤泉さん(FL)は、自身が現役だった時代とはルールやプレースタイルが大きく変わったと語る。「今はフォワードでもどんどんボールを持って走ります」と話し、若い世代と一緒にプレーするために、「日ごろから仕事の後に走ったりウエートトレーニングをしています。昨年は肩を故障しチームに迷惑を掛けたので、今年はけがなく一年やり切りたい」と意気込む。

 安田圭太さん(SO)はラグビー歴16年。5年前の当地赴任以来チームに所属している。「日本人同士、海外で固い絆で結ばれてラグビーができるというのは特別な体験」と笑顔を見せ、「今年の目標はジャパンカップ優勝」と語った。

 日本でもラグビーチームのマネジャーをしていたという高橋奈穂子さんは、「アットホームで家族のようなチーム。20代から50代まで年齢に関係なく同じ練習をしているのが、スポーツならではでいいなと思います」とほほ笑む。「絶対に部員よりも練習を休まない」をモットーにチームをサポートしたいという。

 須永さんは「ラグビーはけがが多いイメージがありますが、コンタクトやフィジカルの練習は少なめにしています。週1回、楽しく体を動かせる環境を提供したい」と笑顔で語った。

ディフェンスを置いてのパス練習。和気あいあいとした雰囲気の中でも、自分の順番がくると目は真剣に
幅広い年齢層のメンバーがそれぞれ自分に合った形で活動ができるのがラグビーの魅力
練習場に設置されたアメフトの用具を使ってスクラムの練習も
COMMUNITY_958_1

須永裕太さん
 現在の部員数は35人ほど。練習には毎回15人以上が集まり、充実した活動ができています。月に1回アメリカ人チームと練習試合を組み、年に一度のジャパンカップ優勝を目指します。今年はシカゴ開催のため大会の時期が早まる予定で、そこに向けてチームを仕上げていくのが課題。一昨年まで4連覇していましたが、昨年はヒューストンに敗れたので、今年は借りを返します。ラグビーは体格を問わず、どんな人にもできるポジションがあるのが特徴。未経験者やブランクがある人も歓迎です。さまざまな職種やバックグラウンドの人たちと交流するきっかけにもなるので、若い学生さんにもぜひ参加してもらいたいです。マネジャー、飲み会要員も随時募集中です。

メンバー募集中

New York All Japan Rugby Club

毎週土曜日(第2週は日曜日)の午前9時30分から約2時間、ランドールズ島の73~75番フィールドで練習。経験を問わず部員を随時募集中。

MAIL
nyajrfc@gmail.com
WEB
http://nyajrfc09.exblog.jp

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