2018/02/09発行 ジャピオン953号掲載記事

集まれ みんなの広場

一旗会

役立つ知識をシェア
仲間とビジネスを学ぶ場

 一旗会は、ニューヨークですでに起業している人やこれから起業を考えている人が集い、毎月さまざまな議題を設けて話し合い、相互に学ぶ勉強会。

 今回は同会幹事の宮森孝子さんから出された「交渉術」をテーマに会が開かれた。日本人に対しての交渉術について、また日本人以外の顧客や交渉相手に対して、それぞれの体験や考え方を参加者たちが話しシェアする。

 会が始まると、司会進行役の小木曽直央さんが、初参加者、ベテラン会員から、まんべんなく話を引き出していく。文化の違いに起因する集団としての考え方の違い、またコミュニケーションの方法として、言語で伝える割合の違いから生まれる「高コンテキスト・低コンテキスト」といった考え、またそれを伝える相手によって変えるという実例や、企業が行った調査データの引用まで話題は広範囲に及んだ。

 それぞれの体験や抱える問題も、バックグラウンドや携わる業界が違うため、気付きや新しい発想が生まれて来るようで、皆一様に熱心にメモを取っていた。

 10年以上所属、一旗会の重鎮であるテリー佐藤さんは、「経営者として切磋琢磨(せっさたくま)できる仲間のネットワークに入りたかった」と参加のきっかけを語る。「起業後間もなくの頃で、有益なヒントをもらったご恩返しのために、今も参加しています」。この日はホワイトボードで自身の考えを披露する一方で、「自分がどうしたいのかを常に明確にすることが大切だと改めて思った」と語る。

 この日、司会を務めた小木曽直央さんは、美容室経営者。3年ほど前に、同業者の友人に紹介されて参加し始めた。さまざまな人種や国籍の顧客と接する中で、「(それぞれの特徴を)上手に活用するために、思い込みや固定観念、レッテルを貼らないことが大切だと学びました」と話した。

 2011年から会に参加する西山久光さん。ITエンジニアであるため、日本人以外との交渉が多いことから、大切なことをメールなどで明文化して伝える必要性を説いていた。また、「経験的に何となく分かっていることですが、こうして皆で話して改めてまとめて、頭の隅に置いておくことが役にたつ」といい、「こうやって勉強を楽しくできるのが一旗会の特徴」だと話す。会の終了後は、毎回二次会を催している。西山さんは「お酒を飲みながらの二次会もいろいろな話ができて、勉強になるんですよ」と笑顔を見せた。

この日のテーマは「交渉術」。参加者それぞれが体験談を話し、「明日から役立つ知識」を惜しみなくシェアするのが会の特徴
この日は、初参加者含む10人が参加。それぞれ背景、働く業界も違う
ホワイトボードを使って、「高コンテキスト・低コンテキスト」について解説するテリー佐藤さん
COMMUNITY_953_1

宮森孝子さん
 アメリカ在住の若手日本人経営者、起業家とその予備軍を支援する団体です。1997年12月にロサンゼルスで発足し、現在ニューヨーク、シカゴ、東京、大阪にも活動拠点を広げて、海外で頑張っている起業家、海外での飛躍を夢見る人々の支援を行っています。

 毎月開かれるニューヨーク一旗会では、12〜20人が参加し、毎回異なるテーマを議題に、参加者それぞれがアンテナを張って日々得た情報や知識をシェアし、お互いに飛躍できる会として運営しています。

 文字通り「一旗挙げるぞ」と思われてる人から、学生でビジネスについて学びたい人も大歓迎です。

メンバー募集中

Hitohatakai NY

毎月第3水曜日の午後7時から9時に、ミッドタウンウェストで勉強会を開催している。参加費1回10ドル。事前にメールで予約すること。

MAIL
newyorkhitohatakai@gmail.com
WEB
http://www.hitohatakai.org

バックナンバー

NYジャピオン 1分動画


利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント