2018/01/01発行 ジャピオン948号掲載記事

集まれ みんなの広場

子育て支援広場「ぽっぽ」

子育てママの交流の場
日本語環境で遊んで学ぶ

 ままごと、塗り絵、パズル、電車セット、ボール、絵本。カラフルなおもちゃやゲームがそろう部屋で、ママと子供たちが楽しそうに遊んでいる。ニューヨーク育英学園・フレンズアカデミーが運営する子育て支援広場「ぽっぽ」は、毎月1回親子で集い、楽しく遊びながら子育ての輪を広げる交流の場だ。

 「親子で触れ合う活動を提供しながら、ここを母親たちが集うコミュニティーの基地にしていきたい」と語るのは、同アカデミーディレクターの河野(こうの)茂さん。そのために、臨床心理士や現地校ABAプログラムのスタッフも参加し子育て相談にも応じる。

 「自由遊び」の後、阿部さやか先生が声を掛け、みんなで「おかたづけ」の歌を歌いながら遊び道具を片付けて、「手遊び」が始まった。輪になって「とんとんアンパンマン」「まつぼっくり」の歌を、手振りをつけて歌い、「どうぶつ体操」では振り付けを練習する。

 毎回季節や日本のものを作る制作の時間を組み込んでいて、この日は粘土で鏡餅作り。阿部先生が「くねくね、長くなってきた」「くるくる、おにぎりの出来上がりー」と粘土をこねる様子を、子供たちは身を乗り出して見詰めている。粘土遊びの後はおやつの時間。「いただきます!」とかわいい声が飛んだ。

 今回4回目の参加の西尾真理子さんと駿之介くん(2歳半)は、「日本語環境で、子育て中の日本人と関われるところを探しました。ここはおもちゃや日本語の絵本がいっぱいあって、内容も盛りだくさんで子供も楽しそうです。なかなか子供と一緒にこんな風に過ごせる時間ってないので、とても貴重です」と話す。

 1歳5カ月の太誠(たいせい)くんのママ、神前光香(こうさきひろか)さんは、「いずれ日本に帰るので、日本語中心で育てたくて参加しました。息子はあいさつやおもちゃの貸し借りの順番待ちもできるようになりました。先生が息子の成長過程を知らせてくれたり、育児の相談をすると親身に考えてくださるので安心できます」と微笑む。

 同クラスの創立時から参加の髙村美穂さんと渉太くん(2歳4カ月)は、「クラフトなどを子供と一緒にやる時間がとても楽しいです。他のお母さんたちとプレスクールなどの情報交換もできて、生活しやすくなりました。子供のことで相談した時に先生から的確な助言をいただき、気持ちが楽になったこともありました」と笑顔で話す。

 どの親子もこの触れ合いのひとときを楽しんでいた。

ニューヨーク育英学園のマンハッタン校、フレンズアカデミーが運営する子育て支援広場「ぽっぽ」は、2015年にスタート
駐在員家族や国際結婚家族の親子が集まっている。日本語を話さないパパが参加することもあるそうだ
阿部さやか先生の指導で、手遊びやリズム体操など盛りだくさんの活動が行われる
COMMUNITY_948_1

河野(こうの)茂さん
 慣れない海外での子育てで孤立してしまうお母さんも多いので、日本語で気軽に相談できるコミュニティー作りを目指しています。子供の学校や教育、日本に帰国した時の人間関係についてなど、お母さん方の悩みは尽きません。皆さんのお話に耳を傾けることが大切なので、毎回教室に顔を出して、お母さん方とあいさつを交わして話すようにしています。ここを風通しのいい、安心できる場所にしたいので、皆さんと一緒に座って話をし、要望に応じて個別の相談にも乗っています。また、イベント後にもお母さん同士や先生が自由に話をして交流を深められるよう、30分間会場を開放して子育て相談も受け付けています。親子で気軽に安心して参加してください。

メンバー募集中

Kosodate Shien Hiroba Poppo

毎月1回金曜日の午前10時から11時30分まで、アッパーウェストサイドのNY育英学園フレンズアカデミー(310 W. 103rd St.)で開催。対象は就園前の子供とその保護者。1家族30ドル(スナック付き)。次回は1月19日(金)に実施。

MAIL
kosodate.nyikuei@gmail.com

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