2017/09/15発行 ジャピオン933号掲載記事

集まれ みんなの広場

IF Workshop

ビジネスの今を知る
起業家支援の勉強会

 スタートアップ企業と個人の交流を目的とし、年1回開催される「IFConference」。そのスピンオフとして、起業家支援のワークショップシリーズ「IFWork- shop」がイーストビレッジで行われている。

 今回は、「アントレプレナーシップ」をテーマに、今後起業を考えている人に向け、必要な考え方、踏むべきステップやリソースの情報などを解説した。主催団体のライジングスタートアップス代表で、この日講師を務めた奥西正人さんは、「カンファレンスよりも小回りの利くワークショップで起業の支援ができたらと考え、始めたものです」と語る。

 6人が参加したワークショップは、「自身を野菜に例えたら」という自己紹介からスタート。それぞれの考えを披露するうちに、打ち解けた雰囲気に。まずは過去の起業に比べ、技術の進歩で資金調達、顧客獲得方法がより簡単になったことや新たな傾向の比較を解説した。

 その上で、起業までの道のりを「ジャーニー」と呼び、ゴール、どんな問題を解決したいのか、この技術を世に出したらどうなるのかといった、実際に起業に到るまでに必要不可欠なポイントをディスカションしながら、各自がシートに書き込んでいく。最後は質疑応答で、内容への質問から、実際の起業の例を挙げながらの問題点、またスタッフのモチベーションを上げる方法などを皆で検討し、1時間の内容の濃いワークショップを終えた。

 JETROに勤務する渡邊謙二郎さんは、「ニューヨークのエコシステム(企業や個人、モノが結びつき共存共栄していく仕組み)の現状を知ることができて勉強になりました」と語る。9月には日本への帰任が決まっているが、「ここで得た知識を日本でも生かしたい」と意欲を語った。

 「IFConference」の開催にも関わっている、イベントプロデューサーの稲葉真由香さんは「今何が実現したい、というものはないのですが、『参加者』として長期的視点で起業について学びたくて来ました」と語る。

 グラフィックデザイナーの堀千春さんは、今持っているアイデアを市場に出すには何をしたらいいかと考えた際、このワークショップの存在を知った。「自分が世に出したいものが本当に役に立つかは分からない。まずプロトタイプを作って発信し、ニーズをくみ取る方法を知りました。役に立ちそうです」と語る。

 終了後は、歓談の時間となり、それぞれ起業プランや、やりたいことについて、熱心に語り合っていた。

起業を考える人たちを支援する目的のワークショップ「IFWorkshop」。参加者は皆、熱心に講師の奥西さんの話を聞き、ディスカッションを行う
この日は6人が参加。ワークショップは英語で進行される
各自の起業アイデアをシートに書き込んでいく際には、皆真剣な眼差しに
COMMUNITY_933_1

奥西正人さん
 「日本」「テック」を切り口に、スタートアップ企業、大手企業、個人や今後起業を考えている人などをつなげるのが「IFConference」の目的で、今年は300人以上が参加しました。

 カンファレンスは年に1回で、年々規模が大きくなっているので、もう少し小さい規模で、かついろいろな切り口で、スピード感のあるワークショップを開き、起業を考えている人を支援したいと思い始めました。

 第1回目は「デザイン」、今回は「アントレプレナーシップ」をテーマにして、次回はアートデザインの手法、考え方を用いた、「プロトタイピング」をテーマに行います。起業を考えている方はぜひ参加してください。

メンバー募集中

IF Workshop

毎月1回の頻度でワークショップを催している。次回は16日(土)午後1時から5時まで、「Prototype Your Idea!」をテーマに開催する。

MAIL
info@ifconference.com
WEB
http://www.ifconference.com

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