2014/10/31発行 ジャピオン786号掲載記事

集まれ みんなの広場

ニューヨーク・オール・ジャパン・ラグビー・クラブ

チームワークが強さの鍵 仲間と一緒に汗流す

 まだ肌寒い早朝から、慶應義塾ニューヨーク学院のグラウンドに気合いと歓声が響き渡る。この日は、全米各地にある日本人主体のラグビーチームが一堂に会し、地区対抗で試合を行う年に一度のビッグイベント「USジャパンカップ」。記念すべき第10回目となる今回は、ニューヨーク、ロサンゼルス、シアトル、シカゴに加え、新たにヒューストンのチームが参戦した。

 試合は総当たり戦、1試合20分の真剣勝負。ロサンゼルスと並び、強豪チームで昨年の覇者でもあるニューヨーク・オール・ジャパン・ラグビー・クラブにとってはホームでの開催ということもあり、大会連覇にかける想いはひとしおだ。

 過去10大会のうち7回の優勝経験を誇る同チームだが、気を抜くことは決してない。シカゴとの初戦でも、最初から全力で挑むのがニューヨーク流。結果は3トライを決め、17対0でニューヨークの圧勝。宿敵ロサンゼルスとの第2試合は12対0、対シアトル戦も17対0と圧倒的な強さを見せ付けた。

 いずれの試合でも始終、ニューヨークがゲームの流れをつかみ、順調に勝ちを重ねる。共に無敗で迎え、勝った方が優勝という緊張の大一番、今大会初参戦のヒューストンとの一戦でも昨年王者が4トライを決め、24対0の完全勝利を収めた。

 「平均年齢は高め(笑)ですが、とにかくみんな一生懸命な姿がすてきです」と話すのは、マネジャーの松﨑千佳さん。また池浦由実さんはチームの魅力について、「チームワークがあり、和気あいあいとした雰囲気が心地よい」と話す。

 現在約30人が所属する同チームの9割が、程度は違えど経験者。だが、残りの1割は初心者だ。

 「中学時代にかじった程度ですが、思い切って入部しました」とはにかむのは、現役大学生の中島健太郎さん。ラグビーの基礎を学びながら、マネジャーの手伝いなども買って出る好青年に、チームのみんなが助けられているという。

 ラグビーと言えば体と体をぶつけ合い、相手の陣地を目指すワイルドなスポーツ。体を張る場面が多いが、プレーの根底にあるスピリットは、「One for All, All for One(一人は皆のために、皆は一人のために)」。勝利のために一人一人の犠牲的精神と献身的なプレーにより結束力を高めていく姿勢こそが、最大の魅力だ。

 キャプテンの須永裕太さんは「体をぶつけ合うことで、連帯意識が生まれる。仲間を守っているという感覚が、最高に気持ち良いです」と胸を張る。

強靭な肉体のぶつかり合いが、ラグビーの醍醐味。初戦の対シカゴ戦でも、迫力のシーンが連発。ファインプレーが出るたびに、歓声が上がった。
和気あいあいとした雰囲気が魅力のニューヨーク・オール・ジャパン・ラグビー・クラブ。
組織的な戦略が必要となるスクラムが、試合の流れを左右することも。
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菅沼俊哉さん
 1986年に結成した、全米で最も歴史ある日本人ラグビークラブでは現在、18歳から52歳までの約30人が一緒に汗を流しています。経験者はもちろん、ラグビー観戦が好きな方、運動不足の解消にボールを追い掛けてみたいという方も大歓迎。

 サッカーや野球に比べて競技人口はまだまだ少ないですが、5年後にはラグビーのワールドカップが日本で開催されますので、日本ラグビーを一緒に盛り上げませんか? 痛いことや辛いことも多々ありますが(笑)、一度やればその魅力と楽しさにはまるはず!プレーヤー、マネジャー、いずれも興味のある方はぜひご連絡ください。

メンバー募集中

New York All Japan Rugby Club

毎週土曜日の午前9時半から、ランドールズ島で約2時間の練習を行っている。
筋力トレーニングのほか、現地チームとの練習試合も月1回実施。次回練習は11月1日(土)。

MAIL
nyajrfc@gmail.com
WEB
http://www.nyjapanrugby.com

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