2017/06/02発行 ジャピオン918号掲載記事

集まれ みんなの広場

ブルックリン虹のかけ橋日本語学校

内容盛りだくさん
5周年を祝う春祭り

 4月最後の日曜日、ブルックリン虹のかけ橋日本語学校は「5周年記念春祭り」を催した。同校代表の三好千佳子さんは、「当校では、五感を使った体験を通じて学ぶシュタイナー教育を実践しながら、日本文化と日本語を教えています」と同校の特徴を説明する。

 この日は、子供たちによる和太鼓の演奏や合気道のデモンストレーションが披露された他、お手玉作りや的当て、輪投げ、水彩画指導など数々のブース、また保護者の手作りのお花見弁当やイチゴ入りの桜餅などが並ぶフードコーナーも設置された。家族連れの来場者たちはパフォーマンス、ゲーム、フードと盛りだくさんの一日を楽しんだ。

 表千家流茶道講師の北澤恵子さんによる親子茶道教室では、正座した子供たちがお点前を体験。「頂戴いたします」「お先に」と習いたての作法に従ってお辞儀をし、振る舞われた抹茶と和菓子を味わった。

 また別室で催された同校スタッフによる昔話「おむすびころりん」の人形劇では、子供たちは手作りの人形の動きに目を奪われていた。

 「創造性を育てるシュタイナー教育に賛同して、息子を入学させました」と話すのは、スクール・オブ・ビジュアルアーツで留学生オフィスに勤務するアンダーソン陽子さん。授業にも取り入れられている、羊毛を使ったフェルトのコースター作りに夢中になっている息子の拓真(4歳)くんを見守りながら、「準備は大変でしたが、保護者一人一人が自分にできることをせいいっぱいやりました」と顔をほころばせた。

 スタッフとして忙しく働いていた同校幼児部アシスタント教師ベルシーゆう子さんは、「保護者の方が準備や企画に尽力してくれたおかげで大盛況。皆さんの笑顔がたくさん見られて本当によかったです」と感謝を込める。同校の卒業生である娘の椰子(やし)さん(13歳)もアシスタントとして参加していた。

 この日、習字コーナーを担当した振付師・ダンサーの山本奈美さんの娘の紅葉さん(7歳)はステージで「元気太鼓」を披露。「アフタースクールで太鼓を教えてくれるので、家族全員で参加しています」と楽しそうだ。「芸術を通して学ぶ方針で、お手玉をしながらかけ算をするなど、体で覚えるユニークな教育法が気に入っています」とシュタイナー教育に賛同する。

 「『教育は芸術である』という哲学を通して日本語、日本文化に親しんでほしい」と三好さんは語った。

2012年に創立された「ブルックリン虹のかけ橋日本語学校」は、ブルックリンで唯一シュタイナー教育を実践する非営利団体だ
近所のコミュニティーなど外部からの参加者も多く、およそ300人が参加して盛り上がった
茶道教室では、畳が敷かれた部屋に座った子供たちが、初めての茶道体験に目を輝かせていた
COMMUNITY

三好千佳子さん
 毎年、お正月フェアを催しますが、それ以外のイベントとして今回初めて「春祭り」の開催を試みました。運営基金募集のイベントでしたが、保護者を中心にしたボランティアが一致団結して頑張ってくださったおかげで、外部の方もたくさん訪れてくださり、皆さんに喜んでいただけるイベントになりました。同校は自然からいただいた素材を使った教材、学んだことを心で感じて体に表現させるという形式をとり、日本文化と日本語を学んでいます。シュタイナー教育に興味のある方はぜひ体験してください。卒業後に日本語を勉強し直したい中高生対対象クラスなど、ニーズに合わせながら、日本語を第2外国語として学べるような学校にしていくことも考えています。

メンバー募集中

The Brooklyn Nijinokakehashi Japanese Cultural Center

隔週土曜日午前9時からブルックリンの「Wal- dorfSchool」で幼児部、小学部クラス(0~12歳)を行う。太鼓クラスや親子教室などもある。2017、18年度小学部の生徒募集中。見学、体験入学も受付中。

MAIL
info@bnjcc.org
WEB
http://www.bnjcc.org

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