2017/03/10発行 ジャピオン906号掲載記事

集まれ みんなの広場

ザ・ソロバン・スクール

そろばん駆使して
頭の中で楽々計算

 「はーい、まずは3桁の暗算からいきます」

 講師の長谷川貴一さんが生徒に声を掛けると、クラスが始まる前の和気あいあいとした空気が一変して、一気に集中モードに入る。

 「642+737+986は?」と長谷川さんが数字を読み上げると、生徒たちは机の上で、そろばんの珠を弾いているかのように指を動かし暗算で計算していく。つい1分前までは目の前ではしゃいでいた同じ子供たちだとは考えられないほどの、真剣な顔つきだ。

 ザ・ソロバン・スクールのトライベッカ教室では少人数制の授業を行っている。この日はそろばん6級以上の保持者が参加できるクラス、通称「そろばんチーム」が開催された。講師の長谷川さんも、かつてはこの教室の生徒で、「そろばんはずっと続けていくことで、集中力や忍耐力をつけることができます」とその魅力を語る。

 肩慣らしの暗算の後は、そろばんを使っての7桁の計算に移る。そしてその後、「13桁いきます」との声に、生徒たちは「え〜13桁!? どこの位置からそろばん弾けばいいか分からない」と、「億」を超えた「兆」の世界に、少々戸惑い気味。それでも必死についていこうと珠を弾く。「13桁が難しい人は最初の5桁だけでもいいから、自分ができる範囲で頑張ってみて」と長谷川さんがフォローする。

 その後、間髪入れず、再び暗算の練習に入った。各30問のかけ算、割り算、みとり算(足し算と引き算)をそれぞれ制限時間5分ずつで解いていく。そして回答用紙を交換して答え合わせ。その後は、10分の休憩タイムに。後半は、休憩前のテストで間違えた箇所と時間が足りずにできなかった部分を埋めていき、あっという間に2時間のクラスは終了した。

 教室に通うクローイー・トムちゃんの母親のキティさんは、「シンプルで基本的な数の計算の仕方が学べるところを探していて、この教室にたどり着きました」と話す。そのかいあって、クローイーちゃんは「そろばんを習ってるおかげで、学校でも頭の中で計算できるようになった」とそろばんの効果を実感している様子。また同じく、この日教室に来ていたレイナ・オルソンちゃんは、「そろばんは一般人として必要な、お金を計算したりする能力も身に付けられるから、将来に役立ちます」と10歳とは思えない、しっかりとした回答。そんなレイナちゃんの夢は弁護士だという。そろばんで集中力と忍耐力を身に付けた生徒たちの今後の活躍が楽しみだ。

和気あいあいとした雰囲気の教室だが、計算が始まるとみんな集中モードに
この日クラスに出席したトライベッカ教室の生徒たち。「The Soroban School」は4カ所で教室を展開。150人以上の生徒がそろばんを学んでいる
分からないときは先生に質問。長谷川さんの分かりやすい説明も評判とのこと
12.36.32

長谷川貴一さん
 全教室を合わせると、今は150人以上の生徒が通っています。お子さんが算数が苦手で、「数字が3桁になると、もう触りたくない」といった話をたまに聞くのですが、ぜひそろばんを始めてみてほしいです。算数を好きにならなくとも、数字への恐怖はなくなるはずです。そろばんを続けていると、集中力や忍耐力が身に付くのはもちろんですが、その他にも役立つことがあります。例えば買い物に行ったときに、おつりが間違ってたらすぐ分かったり、スーパーに行って、お肉の安さを比べるときも、暗算でグラムあたりの重量で割って計算できます(笑)。

 今後の目標としては、全教室の交流も含め、コンテストができればいいなと思いますね。

メンバー募集中

The Soroban School

トライベッカ、フォートリー、スカースデール、ハリソンの4カ所に教室がある。トライベッカ教室は木、金、土曜日に開催。クラスは「L1」「L2」「そろばんチーム」の3段階。詳細は下記ホームページ参照。

TEL
914-472-1181
MAIL
info@TheSorobanSchool.com
WEB
http://www.betteratmath.com

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