2017/03/03発行 ジャピオン905号掲載記事

集まれ みんなの広場

サムライ・ジャイアンツ

頭脳明晰のチーム戦で
リーグ優勝目指し練習

 毎週日曜日、マンハッタンのデウィット・クリントン・パークで日本人フラッグフットボールチーム「サムライ・ジャイアンツ」が練習を行っている。

 フラッグフットボールとは、アメリカンフットボールを基にした競技で、違いはタックルをする代わりに、選手が腰の左右につけているフラッグと呼ばれるベルトを奪うルールで行われるところ。「チームは5人ずつで構成するのが通常ですが、それより多い場合や少ない人数で試合をすることもあります」と解説するのはチームの発起人で、関西学院大学時代はスター選手として名を馳せた堀古英司さん。

 同チームは、2008年に、高校や大学でアメフトをプレーした経験を持つ人を中心に結成された。現地のユナイテッド・スポーツ・リーグに参加し、過去には春季大会優勝という実績もある。

 堀古さんは、今のチームの強さは1から10の尺度でいうと「5くらい」だという。「一昨年くらいまではリーグのプレーオフ決勝まで絡めたのですが、去年は準々決勝で負けてしまったので、何とかチームの立て直しを図りたい」と3月末から始まるシーズンに向け意気込みを語る。

 この日の練習メニューは準備体操に始まり、パス練習、マンツーマン、最後に試合形式という流れ。リーグ戦で対戦するのは体格の良いアメリカ人が主体のチームばかりなので、常に戦略と駆け引きが勝利のキーとなる。そのため試合形式の練習でも、レシーバーの動きやパスのタイミングを毎回細かく確認し合って、実践で役立つことを考えながら取り組んでいる。

 「戦う前に相手チームの特徴を知り、分析をして作戦を練ります」と話すのは最年少の参加者、﨑村慧太さん。対戦相手を想定して「体が大きく、直線的な走りの速さがある相手をかわすため、クイックネスを生かす動きやプレーを練習で繰り返し行います」と常に本気度が高いと言う。

 1年半前からチームに参加している佐藤健二さんは大学、社会人とフラッグフットボールをプレーしてきた経験を持つ。サムライ・ジャイアンツには知人の紹介で参加したという。「基本的にはアメフト経験者が多く、プレーも真剣ですが、楽しみながらやっています。年齢も職業もさまざまで、いろいろな話が聞けて情報交換の場にもなっています」と語る。

 リーグ戦開幕が目前。もちろん今期は、チームの強みをフルに生かして、リーグ優勝を目指す。

3月末から開幕するリーグ戦に向け汗を流すサムライ•ジャイアンツのメンバー。試合形式の練習では、考えながら一つ一つのプレーを行う
メンバー最年少は28歳。平均年齢は40歳。20代が中心のアメリカ人チームには大人の知恵と頭脳で挑む
この日は休憩を挟みながらも、たっぷり1時間ほど試合形式の練習を繰り返し
2017-03-02 13.08.14

伊藤隆敏さん
 お互いに経済番組に出演していて、顔を知っていた堀古さんと同じ飛行機に乗り合わ、アメフトの話で盛り上がったことで親交が生まれました。私がコロンビア大学大学院の教授としてニューヨークに移ったのを機に2015年からチームの顧問となりました。現在のチームはディフェンス力に特徴があります。半面、攻撃面では人材が不足していて、相手チームに攻撃のパターンを読まれやすいのが課題です。ですので足の速い、運動量が豊富な人にぜひ入って欲しいですね。3月末から始まるリーグ戦に向けて、メンバーも募集中です。経験者はもちろん、未経験者でも興味があって体力や脚力に自信がある方はぜひ参加してください。

メンバー募集中

Samurai Giants

毎週日曜日午前9時から約2時間、ハドソン川沿いのデウィット・クリントン・パークで練習。食事会やバーベキュー大会も開催する。3月末からはユナイテッド・スポーツ・リーグ春季大会に参加する。

MAIL
samurai.football.ny@gmail.com

バックナンバー

NYジャピオン 1分動画


利用規約に同意します
おすすめの今週末のイベント