2017/01/20発行 ジャピオン899号掲載記事

集まれ みんなの広場

ハワイアンキルト教室

鮮やかなキルトに
心癒やされる時間

 閑静な住宅地の一角で、山田ミカさんが主催するハワイアンキルト教室が行われている。

 窓から明るい光が差し込むテーブルの上には、カラフルな生地が並べられ、生徒たちが、和気あいあいとハワイアンキルトの製作に取り組んでいる。

 ハワイアンキルトとは、細々した生地を一つ一つ縫い付けていくアメリカンキルトと違い、一枚の生地の上に大きめの柄を縫い付けていくもの。またモチーフとなる柄には、それぞれに意味が込められており、ハイビスカスは「新しい恋」、パイナップルは「友情」だったりと、ハワイアンキルトは自分が作る楽しみだけでなく、大切な人への贈り物としても喜ばれている。

 生徒たちが最初に作るファーストキルトはパンの木の柄のミニタペストリー。丸みを帯びた部分やとがったデザインなど、縫い方の基礎を学んでいく。また、モチーフのパンの木は「つながり」を意味している。山田さんの「生徒の皆さんがこの教室でつながって、新しい交流の場となればうれしい」という思いが込められている。

 この日のクラスでは、ミニタペストリーやクッションなど、参加者それぞれが自分のペースでキルティング製作に取り掛かっていた。製作中に疑問点が出たら、「ミカ先生」と生徒が声を掛け、山田さんが丁寧に教えていく。

 クラスに通い始めて1年3カ月という大河内由香さんはカメのデザインのクッションを製作中。カメのコウラの部分には器用にステッチが施されている。「コウラの部分は、すごく時間がかかったんですが、出来上がったらかわいくて満足です」と笑みをこぼす。

 古株千鶴さんは日本にいたころから、ハワイアンキルトに興味があったという。「ハワイアンキルトはひたすら針を動かして無心になれるところが魅力。今後はハロウィーンやクリスマスといった季節もののタペストリーに挑戦していきたい」と意欲を見せる。

 麻生信子さんはクラスの雰囲気が好きで続けているという。「自他共に認める不器用なのですが、ミカ先生は決して見放さず、温かい目で見てくれる」と山田さんの懐の深さに信頼を置く。

 クラスに通い始めて数カ月という菅沼さおりさんも、「ゆくゆくは子供にポーチを作ってあげられたら」と今後の夢を語った。

 自分だけのオリジナルの作品を自分のペースで仕上げていく。鮮やかな色合いのハワイアンキルトに囲まれて、教室には終始和やかな時間が流れていた。

ハワイアンキルトの特徴は明るい色合い。「今の時期は寒さも厳しく、部屋に引きこもりがち。カラフルなキルトが気持ちを明るくしてくれる」と山田さん
この日は4人が参加。クラスの最後の30分はティータイムで、作品に関して、ニューヨークの暮らしに関してと情報交換の場でもある
一つの作品は、2、3カ月をめどに完成に向けて製作しているが、自宅でも作業を進めれば1カ月くらいで仕上がる
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山田ミカさん
 ボストンでハワイアンキルトの教室を11年間開講後、転居に伴い、2015年の9月から現在の教室を始めました。通常5、6人の生徒さんが集まって、思い思いの作品を作っています。よく「初心者なのですが大丈夫でしょうか」と、お問い合わせをいただくのですが、本当に大丈夫なので安心してください(笑)。ハワイアンキルトは何か新しいことを始めたい人にもオススメですが、ニューヨークに来たばかりで友達を作りたいなど、ちょっと違った理由からでも、ぜひ一度試してみてください。ここは、交流の場でもあるので、ニューヨークのレストラン情報だったり、手土産の話など、キルト製作を通じて、みなさんの気晴らしや癒やしの時間になればうれしいですね。

メンバー募集中

Hawaiian Quilt Class

毎週火曜日午後1時から3時半、水曜日午前10時から12時半までフォートリーの自宅で開催。2月に針刺しのワークショップを開催(教材費込みで40ドル)。ジャピオン読者へ、通常20ドルのレッスン料を初回のみ無料。ミツワまで送迎あり。

MAIL
myhawaii2015@gmail.com

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