2017/01/01発行 ジャピオン897号掲載記事

集まれ みんなの広場

新極真会菅原道場親子クラス

目指すは強い空手
厳しい稽古を重ねる

 「オッス!」。気合の入った声を上げて頭を下げ、NJ日本人会主催の「新極真会菅原道場」の親子クラスに道場生が集まってきた。代表で空手歴36年の菅原尚さんは、「うちの道場は日本と同じやり方で教えているので、技の訓練だけでなく礼儀にも厳しいです」と話し、「効果的な最新の身体操作理論も取り入れて、体に負担のない稽古を行っています」と付け加えた。

 柔軟運動の後は、「これができないと何もできない」と菅原さんが力を入れている基本稽古に入った。前蹴りや膝蹴りなどの蹴りと、手を使った突きの技が続き、「エイッ!」「セイッ!」と子供たちも懸命に声を上げてついていく。

 この日は、第11回世界大会ベスト16に輝く大下郁真(いくま)さんが特別参加。大下さんの指導で、2人一組になって「反応」の練習が行われた。大下さんは、「相手から技をもらったら、もらいっぱなしにならないで、必ず相手に同じ技で返しましょう」と生徒に呼び掛けた。

 2人一組で技を掛け合う「組手」に移ると、勢いだけで相手に蹴りを仕掛ける子供が出てきた。菅原さんはストップをかけ、「相手を思いやる気持ちがなければ、ただの力比べです。相手を敬って技のやり取りをしましょう」と空手の道を説き、生徒たちはその言葉を真剣に受けとめていた。

 中原嵩継(たかつぐ)さん(11歳)は、「先生がきちんと礼儀や型を教えてくれるので、自分にすごく合っています。厳しいけど頑張ってついていっています」とのことで、「家でも両親が枕を使って、蹴りの練習を手伝ってくれています」と笑う。菅原さんによると、「親が熱心にサポートしている子供は、やる気が出て間違いなく伸びて強くなる」そうだ。

 もうすぐ帰国予定の一條稜介(りょうすけ)さん(15歳)は、「体力向上のためにやっていますが、この道場は柔軟性も重視しているので、蹴りの高さやスピードが上がりました。日本に帰っても機会があったら続けたいです」と話す。

 「蹴りや型を覚えるのがとても楽しいです」と言う瑠奈(るな)・シャープさん(10歳)と真理さん(6歳)姉妹は、父親のドナルドさんと親子で参加。「運動不足解消のために始めましたが、スタミナがついて体のバランスが良くなりました。空手はきついけど続ける価値があります」と言うドナルドさん。

 大下さんは、「先生の話をちゃんと聞いて、それを生かしていこうとすることが大事。空手はすべての勉強になります」と話した。

この日、特別参加の空手界の有名選手である大下郁真さん(左)に稽古をつけてもらって、子供たちも興奮気味
出席率が高いのもこの道場の特徴。最初は子供だけだったが、親子一緒に稽古ができるクラスになった
「新極真会菅原道場」は、東京に本部を置くNPO法人全世界空手道連盟(WKO) 新極真会の公認道場で、2014年に創立された
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菅原尚さん
 うちの道場は強い空手を目指し、2年に1回開催される国際大会に出場するレベルの選手を育てています。技の鍛練だけでなく、日本の伝統的な武道の精神や礼儀を身につけることも目的にしています。楽しさやスポーツ性を追求する道場が多い中、うちは地味できつい基本稽古を繰り返しながら、積み重ねていくことの大切さを教えているので、それが嫌やな生徒は続きません。帯も簡単に出さないので、ここの生徒たちは確実に強くなれます。試合で真剣に勝ちを目指す子供にぜひ来て欲しいです。生徒は駐在員のお子さんも多いですが、日本と同じやり方で教えているので、帰国してもずっと続けて欲しいですね。まずは、無料体験稽古に参加を。

メンバー募集中

New York Branch Sugawara Dojo

第1金曜日の午後7時から8時、毎週土曜日の午後5時から6時、日曜日の午後4時から5時に、ニュージャージーのリッジフィールドのJapan Center of NJ(734 Grand Ave., Ridgefield, NJ 07657)で行っている。4歳以上から上限なしで参加可。

MAIL
wkoinfo@gmail.com
WEB
http://www.wkoinfo.wixsite.com/wkoinfo1

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