2016/12/16発行 ジャピオン895号掲載記事

集まれ みんなの広場

JAPAN FES.

日本の祭りをNYで
多彩な催しで盛り上げる

 ジャパンフェス主催の「日本の秋祭り&ストリートラーメンコンテスト」が10月にアッパーウェストサイドで行われた。当日は約60店が2ブロックにわたって出店し、朝から夕まで多くの人出でにぎわった。

 たこ焼き、お好み焼きから手ぬぐい、浴衣などのグッズまで、日本に関連した食品や工芸品を中心に、日本文化の紹介を目的としたこのストリートフェスティバルは、今回で33回目の開催(旧称「ジャパンブロックフェア」。今年7月に改称)。

 中でも今回の目玉イベントは、日本から2店、ニューヨーク、ニュージャージーの日系11店が参加して行われたラーメンコンテスト。来場者がこの日に食べて気に入ったラーメンに投票し人気を競うというもので、来場者は店名とラーメンの種類が書かれたリストを手に列を作っていた。

 当日は、バルーク大学日本クラブ、日本語を学ぶミートアップ団体J–KURU、ニューヨーク補習校の高校生ら約30人のボランティアが運営を手伝った。

 代表を務める等々力雅彦さんは、12年前にイーストビレッジで同様のストリートフェアにベンダーとして出店。「その際の日本の祭りのような楽しさが忘れられず、同業のレストラン経営者らを誘い、今も続けている」と言う。

 等々力さんから誘われ、同団体で代表を務めるドラゴンさんは、現在J–KURUなど、日本語や日本文化を当地で伝えるための数々の活動も行なっている。今回の祭りでは、日本のラーメン店に丁寧に参加を呼び掛け、2店の参加を実現させ、当日も裏方として走り回っていた。

 北海道札幌から訪れていた担々麺の専門店「175° DENO担担麺」社長の出野光浩さんは、「目標は2050年までに世界中に3500店舗を出すこと。その上でアメリカは必ず通る道なので、アメリカ人にうちの味が受け入れられるかを知りたかった」と参加理由を語った。

 今後の当地での出店を視野に入れ鹿児島から参加の「麺屋二郎」店主の安間二郎さんは「ドラゴンさんからフェイスブックで直接メッセージをもらった」と言い、「ニューヨークでラーメン、とんこつ味がすでに浸透しているおかげで、受け入れられているのを感じます。2杯目を食べに来た、というお客さんもいて、うれしいです」と笑う。

 コンテストは、会場を訪れた来場者による人気投票で、「175°DENO担担麺」、「麺屋二郎」が同点優勝となった。

ジャパンフェス当日には13店のラーメン店がブースを出店した。日本から参加の175°DENO担担麺はこの日のために1000食用意していた
ラーメンを求めてできた順番待ちの列。出店リストを片手に、どのラーメンを食べるか吟味している人が多く見られた
鹿児島から参加の麺屋二郎のとんこつラーメンを食べようと、長蛇の列ができていた
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等々力雅彦さん(左)・ドラゴンさん
 12年続けてやっていますが、成功と失敗、反省を繰り返し、毎回工夫を重ねながら今に至ります。もともとは、出店者として参加して楽しかったことがきっかけで、仲間と一緒にやりだしたら、楽しくて止まらなくなってしまいました。私自身も楽しみながら、これからも盛り上げていきたいです。(等々力)

 「日本の祭を盛り上げ、日本文化を世界へ発進する」を目標にしています。今回のようなイベントを通して、日本からニューヨーク、そして世界へ、と日本人が挑戦していける環境を作っていきたい。運営、出店者、お客さんという垣根を越えて、皆がジャパンチームの一員として今後も活動を盛り上げていきたいです。(ドラゴン)

メンバー募集中

JAPAN FES.

ジャパンフェスは季節ごとにニューヨーク市内各地でストリートフェスティバルを開催している。運営を手伝うボランティアを随時募集している。

WEB
http://www.japanfes.com

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