2016/12/02発行 ジャピオン893号掲載記事

集まれ みんなの広場

Future Japan! MENTOR Network (FJMN)

次の世代へとつなぐ
メンターとの出会いの場

 学生や若手が中心となって運営しているFJMN(Future Japan! MENTOR Network)は、当地で活躍する先人たちの知識、経験を次世代を担う若手につなぐ活動をしている。

 10月末にはFJMNの活動の主軸となる「社長/エグゼクティブセミナー」が開催された。この日は「Inamoto & CO.」代表のレイ・イナモトさんを講師に迎え、「デザイニング・ザ・フューチャー」のテーマで講演を行った。イナモトさんは、フォーブス誌で「世界の広告業界で最もクリエーティブな25人」の一人に選ばれ、ニューヨーク・アートディレクターズクラブ金賞など多数の賞の受賞者とあって、学生、社会人など約70人が集った。

 イナモトさんは講演でスライドや映像を見せながら、現在に至るまでの歩みを語った。

 大学卒業後に就職した会社では、「英語」が大きな壁となったこと。その「弱点」を武器に変えようと考えプレゼンテーションでは、難しい言葉を使わずに、どんな人でも理解できるシンプルな説明をすることで、評価を得たといった「弱みを強みに変える」ヒントの数々を語った。

 またサッカーをしていたときボールが目に直撃し網膜はく離のけがを負った際、「手術後、そのままずっと数週間下を向き続けるという」過酷なリハビリを行った経験から、いつも「今が最悪の状況でない」と前向きに考えられるようになり、「楽観主義」の大切さが分かったといったエピソードも披露。最後には大きな影響を受けたという父親から教わった、「理念を持つ、そして曲げない」という信念について語り講演を終えた。

 現在ニューヨークに旅行中で、友人に誘われ講演に出席した、中央大学学生の佐藤憲悟さんは「来年、日本の企業に就職します。働くことに対して受け身ではなく、自ら考えて行動する大切さを学んだ」と語る。

 吉本妙子さんは、「フェイスブックを通してこのイベントを知りました。共感した点がとても多く、今後の生活に実践していきたい」と話した。

 イナモトさんとは古くからの友人であるアーティストの松山智一さんは、「アートは『問題提供』、デザインは『問題解決』する仕事。クライアントの問題に向けて常にアンテナを立て、文化や言語の壁を乗り越えてきた力強さに感心した」と賛辞を送る。

 講演が終わった後も若手を中心に多くの出席者がイナモトさんの周りを囲み、いつまでも質問が尽きなかった。

「社長/エグゼクティブセミナー」で講師を務めたイナモトさん。講演後、「若手の勢いを肌で感じた」と話していた
FJMNを運営するのは有志の若手たち。母体のJaNetのメンバーもサポートしている
講演後、イナモトさんを囲み、積極的に若者たちが質問していた
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坂牛芙美奈さん・品川理沙さん
 FJMNは、NPO法人JaNetを母体として2013年に結束した若手支援プログラムで、若手が運営しています。ニューヨークで働く人たちと学びたい若手との交流の場を作るのが目的です。主な活動には、企業訪問やセミナーを通じて社長やエグゼクティブからビジョンや経験を聞き、学ぶセミナーのほか、ビジネス関連のワークショップも開催しています。「自分はこうでなくてはいけない」というルールを壊して、新しいことに挑戦したい人大歓迎です。また、やりたいことを実現できるように、積極的に行動していくので、いい経験を積むことができます。(写真は、講演を運営したFJMNメンバー。坂牛さんは前列左端、品川さんは前列中央)

メンバー募集中

Future Japan! MENTOR Network (FJMN)

ボランティアを募集中。当地でネットワークを広げたい、新たなことを学びたいという若手の参加を歓迎。

WEB
http://www.japanesenetwork.org
MAP
1650 Broadway, Suite 307 (bet. 7th Ave. & Broadway)

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